今日も一日お疲れ様です
今日は、暖かくて過ごしやすかったんではないでしょうか?
花粉症もちの僕にはちょっとつらいところもありますが、
それでも春は気持ちがいいですね
気持ちがよかったので、久々にチョコボールを
10個まとめ買いしてしまいました
また、チョコボール生活が始まろうとしている今日この頃ですが、
本日の言葉シリーズは、花をテーマにお送りいたしマッシュ
『花月』(かげつ)
☆-----旧暦3月の異称-----
日本では、中世以降、「花」といえば、桜をさしました。
旧暦3月は、いよいよ、桜が咲く月ですね。
「花(はな)つ月」ともいいます。
「つ」は、「の」という意味の助詞ですから、
「花の月」ということです。
また、漢語で「かげつ」と読むものに、「佳月」「嘉月」があります。
どちらも、「めでたい月」ということから、3月の異称となりました。
桜以外の花も、咲き乱れ、あたたかさも増してくるころ。
「かげつ」という響きから、
人々は、あふれる喜びを感じたのかもしれません。
『花月』は、3月の異称のほかに、単に、花と月という意味でも、使われる言葉です。
そういえば、春の夜を形容した言葉に、「花天月地(かてんげっち)」があります。
梢を見上げると、花が咲き誇り、足元に目をやると、月の光が明るく照らしている……。
花も、月も、天と私たちとを結ぶ、美しい絆なのですね。
それを実感できる季節も、もうすぐです。
『花嵐』(はなあらし)
☆-----桜の花の咲くころに吹く嵐-----
桜の花が咲くころは、例年、お天気が荒れ模様になるようです。
急に冷え込む場合は、「花冷え」「桜冷え」。
雨が降れば、「花の雨」「花時の雨」「桜雨」。
花を咲かせるようにうながした雨が、こんどは、散れとばかりに、無情に降りかかります。
桜を散らしてしまうほどの雨は、「桜流し」。そして、花に吹きかかる荒々しい風は、『花嵐』……。
~あすありと 思う心の あだ桜 夜半(よわ)に嵐の 吹かぬものかは~(伝 親鸞)
明日は、どうなるかわからない……。せっかく咲いた花も、一夜の嵐で散ってしまうかもしれない……。
それでも、短い命を、爛漫に咲こうとする花たち。
私たちは、そこから、命を輝かせる術(すべ)を感じとりたいですね。
『催花雨』(さいかう)
☆-----花が咲くのを催促するように降る春の雨-----
次々と、春の花が咲き始める頃……。
昔の人は、この時期の雨が、花をうるおわせ、育てていくのだと思ったようです。
「育花雨(いくかう)」「養花雨(ようかう)」という呼び方も残っています。
また、生きとし生けるものに生命を与えるということで、
「万物生(ばんぶつしょう)」ともいいました。
花を育てた雨は、やがて、花を咲かせる雨に移り変わっていきます。
ちょうど、菜の花が咲く季節。
『催花雨』を「菜花雨」と書くようになり、
そこから「菜種梅雨(なたねづゆ)」という言葉がうまれたともいわれます。
「雨は花の父母」というように……。
思えば、親の愛情も、この頃の雨に似ているのかもしれません。
時にはうっとうしく感じることもあるけれど……。
やはり、どこまでも、やさしく身にしみる雨です。
『花一華』(はないちげ)
☆-----アネモネの和名------
アネモネは、英語で wind flower。
アネモネの語源も、ギリシャ語で「風」を意味する「anemos」からだそうです。
早春の穏やかな風に、撫でられるようにして咲くところから、
こう呼ばれるようになったといわれます。
鮮やかな色あいの花を咲かせますが、
摘みとると、すぐにしおれてしまう、そんなはかなさも持った花です。
『花一華』は、花がひときわ美しい「一華(いちげ)」ということでしょう。
「一華」は、ひとつの茎に、花が一輪だけ咲く植物につけられる名前です。
ところが、仏教では、よく悟りを求める心のたとえに使われます。
「一華開(ひら)けて天下の春」……。
直訳すれば、一輪の花が開くことによって、天下に春が来たことを知るということです。
そこには、心眼が一度開けると、今あるそのままが、
すばらしい宇宙だと悟るようになる……そんな意味がこもっています。
風に翻弄されるようなはかない命だからこそ、
私たちは、そこに意味を求めようとするのでしょう。
そして、心の中に、一輪の花を咲かせようとするのでしょう。
悟りとか心眼とか、そんな高尚なものではなくても、
ともし火のような想いが心に咲くだけで春が来る……。
あなたの心の『花一華』、いつも咲いていますように。
『花便り』(はなだより)
☆-----花の咲いたことや見頃を知らせる便り-----
同じ意味の言葉に、「花信(かしん)」や「花音(かいん)」があります。
「信」も「音」も便りをあらわす漢字です。
「花音」は、美しい言葉ですが、あまり広まらず、「花信」のほうが、よく用いられました。
「花信」といえば、『花便り』のほかに、「花信風」をさすこともあります。
正確にいえば、「二十四番花信風(にじゅうしばんかしんふう)」。
暦の「小寒」から「穀雨」の期間の二十四候に、それぞれ新たな花を咲かせる風が吹くというものです。
梅に始まって、椿(つばき)、水仙(すいせん)、沈丁花(じんちょうげ)、
蘭(らん)、黒灰(くろばい)、黄梅(おうばい)、英桃(ゆすらうめ)、
辛夷(こぶし)、 菜の花、杏(あんず)、李(すもも)、桃、山吹(やまぶき)、
薔薇(ばら)、海棠(かいどう)、梨(なし)、木蓮(もくれん)、桐(きり)、
麦、柳、牡丹(ぼたん)、頭巾薔薇(ときんいばら)、栴檀(せんだん)……。
異説もありますが、だいたい、以上の二十四種です。お気づきでしょうか。
中国から伝わった「花信」には、「桜」が入っていません。
ですが、日本では、普通『花便り』というと、とくに、桜の便りになります。
南北に伸びる日本列島。『花便り』が飛び交う季節となりました。
花の様子を知らせるだけなのに……。
なぜか、希望もいっしょに届けられるような気がします。
どうでしょうかお楽しみいただけましたでしょうか?
言葉って、本当に面白いですね
言葉には、歴史がありますね。
知らず知らずのうちに使っている言葉ですが、
そんな歴史をたまには勉強するのも面白いと思います。
勉強というと重たく思いますが、
勉強を趣味という言葉に置き換えてみたら、
勉強も好きになると思います
本来勉強は、自分の知りたいことを追求すべきものだと僕は思います。
だから、決して人にやるように言われるべきものでもなければ、
勉強しないとだめだということでもないと思います。
ただ、必要なのは知りたいことを追求する、
やりたいことを追求する果てなき好奇心ではないでしょうか?
だからこそ、自分がやりたいことにまっすぐになること。
それが大事なんだと思います
自由に
おちまい
今日は、暖かくて過ごしやすかったんではないでしょうか?
花粉症もちの僕にはちょっとつらいところもありますが、
それでも春は気持ちがいいですね
気持ちがよかったので、久々にチョコボールを
10個まとめ買いしてしまいました
また、チョコボール生活が始まろうとしている今日この頃ですが、
本日の言葉シリーズは、花をテーマにお送りいたしマッシュ
『花月』(かげつ)
☆-----旧暦3月の異称-----
日本では、中世以降、「花」といえば、桜をさしました。
旧暦3月は、いよいよ、桜が咲く月ですね。
「花(はな)つ月」ともいいます。
「つ」は、「の」という意味の助詞ですから、
「花の月」ということです。
また、漢語で「かげつ」と読むものに、「佳月」「嘉月」があります。
どちらも、「めでたい月」ということから、3月の異称となりました。
桜以外の花も、咲き乱れ、あたたかさも増してくるころ。
「かげつ」という響きから、
人々は、あふれる喜びを感じたのかもしれません。
『花月』は、3月の異称のほかに、単に、花と月という意味でも、使われる言葉です。
そういえば、春の夜を形容した言葉に、「花天月地(かてんげっち)」があります。
梢を見上げると、花が咲き誇り、足元に目をやると、月の光が明るく照らしている……。
花も、月も、天と私たちとを結ぶ、美しい絆なのですね。
それを実感できる季節も、もうすぐです。
『花嵐』(はなあらし)
☆-----桜の花の咲くころに吹く嵐-----
桜の花が咲くころは、例年、お天気が荒れ模様になるようです。
急に冷え込む場合は、「花冷え」「桜冷え」。
雨が降れば、「花の雨」「花時の雨」「桜雨」。
花を咲かせるようにうながした雨が、こんどは、散れとばかりに、無情に降りかかります。
桜を散らしてしまうほどの雨は、「桜流し」。そして、花に吹きかかる荒々しい風は、『花嵐』……。
~あすありと 思う心の あだ桜 夜半(よわ)に嵐の 吹かぬものかは~(伝 親鸞)
明日は、どうなるかわからない……。せっかく咲いた花も、一夜の嵐で散ってしまうかもしれない……。
それでも、短い命を、爛漫に咲こうとする花たち。
私たちは、そこから、命を輝かせる術(すべ)を感じとりたいですね。
『催花雨』(さいかう)
☆-----花が咲くのを催促するように降る春の雨-----
次々と、春の花が咲き始める頃……。
昔の人は、この時期の雨が、花をうるおわせ、育てていくのだと思ったようです。
「育花雨(いくかう)」「養花雨(ようかう)」という呼び方も残っています。
また、生きとし生けるものに生命を与えるということで、
「万物生(ばんぶつしょう)」ともいいました。
花を育てた雨は、やがて、花を咲かせる雨に移り変わっていきます。
ちょうど、菜の花が咲く季節。
『催花雨』を「菜花雨」と書くようになり、
そこから「菜種梅雨(なたねづゆ)」という言葉がうまれたともいわれます。
「雨は花の父母」というように……。
思えば、親の愛情も、この頃の雨に似ているのかもしれません。
時にはうっとうしく感じることもあるけれど……。
やはり、どこまでも、やさしく身にしみる雨です。
『花一華』(はないちげ)
☆-----アネモネの和名------
アネモネは、英語で wind flower。
アネモネの語源も、ギリシャ語で「風」を意味する「anemos」からだそうです。
早春の穏やかな風に、撫でられるようにして咲くところから、
こう呼ばれるようになったといわれます。
鮮やかな色あいの花を咲かせますが、
摘みとると、すぐにしおれてしまう、そんなはかなさも持った花です。
『花一華』は、花がひときわ美しい「一華(いちげ)」ということでしょう。
「一華」は、ひとつの茎に、花が一輪だけ咲く植物につけられる名前です。
ところが、仏教では、よく悟りを求める心のたとえに使われます。
「一華開(ひら)けて天下の春」……。
直訳すれば、一輪の花が開くことによって、天下に春が来たことを知るということです。
そこには、心眼が一度開けると、今あるそのままが、
すばらしい宇宙だと悟るようになる……そんな意味がこもっています。
風に翻弄されるようなはかない命だからこそ、
私たちは、そこに意味を求めようとするのでしょう。
そして、心の中に、一輪の花を咲かせようとするのでしょう。
悟りとか心眼とか、そんな高尚なものではなくても、
ともし火のような想いが心に咲くだけで春が来る……。
あなたの心の『花一華』、いつも咲いていますように。
『花便り』(はなだより)
☆-----花の咲いたことや見頃を知らせる便り-----
同じ意味の言葉に、「花信(かしん)」や「花音(かいん)」があります。
「信」も「音」も便りをあらわす漢字です。
「花音」は、美しい言葉ですが、あまり広まらず、「花信」のほうが、よく用いられました。
「花信」といえば、『花便り』のほかに、「花信風」をさすこともあります。
正確にいえば、「二十四番花信風(にじゅうしばんかしんふう)」。
暦の「小寒」から「穀雨」の期間の二十四候に、それぞれ新たな花を咲かせる風が吹くというものです。
梅に始まって、椿(つばき)、水仙(すいせん)、沈丁花(じんちょうげ)、
蘭(らん)、黒灰(くろばい)、黄梅(おうばい)、英桃(ゆすらうめ)、
辛夷(こぶし)、 菜の花、杏(あんず)、李(すもも)、桃、山吹(やまぶき)、
薔薇(ばら)、海棠(かいどう)、梨(なし)、木蓮(もくれん)、桐(きり)、
麦、柳、牡丹(ぼたん)、頭巾薔薇(ときんいばら)、栴檀(せんだん)……。
異説もありますが、だいたい、以上の二十四種です。お気づきでしょうか。
中国から伝わった「花信」には、「桜」が入っていません。
ですが、日本では、普通『花便り』というと、とくに、桜の便りになります。
南北に伸びる日本列島。『花便り』が飛び交う季節となりました。
花の様子を知らせるだけなのに……。
なぜか、希望もいっしょに届けられるような気がします。
どうでしょうかお楽しみいただけましたでしょうか?
言葉って、本当に面白いですね
言葉には、歴史がありますね。
知らず知らずのうちに使っている言葉ですが、
そんな歴史をたまには勉強するのも面白いと思います。
勉強というと重たく思いますが、
勉強を趣味という言葉に置き換えてみたら、
勉強も好きになると思います
本来勉強は、自分の知りたいことを追求すべきものだと僕は思います。
だから、決して人にやるように言われるべきものでもなければ、
勉強しないとだめだということでもないと思います。
ただ、必要なのは知りたいことを追求する、
やりたいことを追求する果てなき好奇心ではないでしょうか?
だからこそ、自分がやりたいことにまっすぐになること。
それが大事なんだと思います
自由に
おちまい
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