心の赴くままに…

夫婦二人でのんびり、気楽に~

日中は穏やか

2014-07-09 23:37:11 | 日記
たまに風がそよぐ程度だった。

夕方から少し強くなり、今随分風が吹き荒れている
大型の強い台風、少し勢力は弱まったと言ってもまだまだ大きい
樹があり結構遮られているので
樹の葉がざわめき唸ってはいるけど…
一晩こんな状態なのかな~

真っ直ぐ東に進路を取れば、この辺りか少し北かな
ここに来るまでに975hPaまで勢力は落ちるようだけど、なんといっても暴風雨圏の範囲が広い。
全く離れた地域にも大雨を降らせている。
余り被害が広がらないように…





ジョン・コラピント著  『ブレンダと呼ばれた少年』
双子の兄として生まれた男の子が包皮切除手術の失敗で、
男の子の遺伝子や生殖機能を持ちながら女の子へ性転換手術を行われてしまい苦悩する
女性ホルモンで女の子らしい外観を作ろうとするけど納得がいかず
その後、14歳になった時に事実を知らされ、また男の子へ手術を行い男性として生きていく
忠実に聞き取り調査や資料を集め一冊に纏めている
いくら育て方によって『女の子になる』んだなんて精神科医が躍起になっても失敗
罪深い

このことで父親は酒に逃げ、母親は鬱状態、双子の弟もブレンダに神経が行っている両親に放っておかれたと非行に走り…
事実を知ったことで自分らしく生きる事が出来た兄は、理解してくれた子持ちの女性と結婚して三人の養父になる
実験材料にされたようなものだけど、これからそういうことが起きないよう公表した
幸せそうに見え、公表したことで肩の重荷が取れたのかもしれない
家族が崩壊することはなかったけれど
それまでの事は闇の部分なんだろうなって思う
感情が高ぶって抑えられない時があったようで…
この本は、本人に取材したのは1997年、2000年発行だけど
その2年後双子の弟は、抗鬱剤の飲み過ぎで亡くなった
本人はその2年後自殺

まだ幼く自分の意思を伝える事が出来ない子供に対して、とてもむごい仕打ちをしたものだと思う
一生苦しみ悩んだだろうに
出た頃に話題になったので読まれた方もいらっしゃるのでは
重い