陶の詩

趣味の世界を極めたい!

金魚とアート

2015-09-05 16:25:34 | 展覧会・美術
先日アートアクアリウム展に行ってきました。

9月6日までだったので最終日は混むと思って平日に行きました。

会場に入ったときは水族館をどうにかしたような感じかなと思ったのですが
中を進むうちにアートになってきましたよ~。

いろいろな種類の金魚がカラフルな色でライトアップされたり、そのライトの色が変わったりと
見せ方に趣向を凝らしていました。





「水中四季絵巻」はプロジェクションマッピングで投影された日本の四季の中を
本物の錦鯉が泳いでいて、しかも全長8Mもあるんです。



「プリズリウム」というのは透明な多面体の水槽(12面体と18面体があった)の中に金魚が泳いでいます。





「ボンボリウム」は昔から親しまれている雪洞をアクアリウムでイメージしていて中に金魚がいます。
ほの暗い会場の中に沢山の雪洞が並んでいました。

「金魚品評」は円形の水盤の中を金魚が泳いでいます。
水面が波立たないように工夫されているみたいでした。

圧巻だったのは「大奥」かしら?
花魁の流れをくむ巨大金魚鉢シリーズの大作です。
とても華やかでした。




「華魚繚乱」は階段状に作られた水槽を無数の金魚が泳ぎます。
階段の上の方から見ると暗闇に浮かぶ金魚の群れが幻想的でした。

「サンタマリアデルペッシェドーロ」はヴェネチアで金魚鉢を制作したそうです。
金魚をイメージした金魚鉢の中を日本の金魚が泳いでいます。
イタリアと日本のコラボかな~。

あまり期待しないで出掛けたのですが見応えがありました。

金魚たちは生き物ですから夜にスタッフが金魚のケアをするそうです。
硝化細菌という微生物を使って水の鮮度をたもっているとか・・・。
アートアクアリウムの水環境テクノロジーという説明書きがありました。