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Less Than Sixを目指せ!!
高尿酸血症・痛風治療の鉄則
数年前整形外科で痛風と診断、消炎鎮痛剤が処方された。
医師から運動して痩せるよう勧められた──。
「二度と体験したくないような痛み」と形容される痛風関節炎(以下、痛風)。
圧倒的に男性に多く、30~40代が好発年齢だ。
血液中の尿酸が関節内で結晶化し、
それを異物と勘違いした白血球が攻撃することで発症する。
関節の腫れ、発熱、激しい痛みといった典型的な炎症反応は一過性で治まるが、
高尿酸血症が続く限り発作を繰り返す。
従来、高尿酸血症は痛風が発症しなければ積極的な治療対象ではなかった。
しかし、
最近の研究でメタボリックシンドロームなど生活習慣病と尿酸が関連する可能性が示されたため、
高尿酸血症と診断された時点で痛風がなくても、
生活習慣の改善など治療を始めることが望ましいとされている。
今年改訂された日本痛風・核酸代謝学会の治療ガイドラインによると、
高尿酸血症の診断基準は血中尿酸値7.0mg/dL以上。
すでに痛風がある場合は薬物療法に入る。
「Less Than Six(6.0未満)」まで下げることが望ましい。
一方、痛風がない無症候性の高尿酸血症患者は、
血中尿酸値8.0mg/dLから生活習慣の改善指導を、
高血圧や慢性腎臓病(CKD)など合併症がある場合は、
すぐに薬物療法に入る。
データ不足で明確な結論は先送りされているが、
こちらの暫定治療目標値も「Less Than Six」。
痛風の有無によらず6.0未満に維持するとよいようだ。
こうして見ると尿酸の悪い面が目につくが
「Lower the Better~下げるほどよい」とされる血圧とは違い、
下げ過ぎは好ましくない。
というのも、
尿酸は強力な抗酸化作用があるからだ。
活性酸素は生体の老化や発がん性に関係する有害な物質で、
さまざまな組織障害を引き起こす。
尿酸は活性酸素を掃除することで生体の組織を保護すると推測される。
要は有害作用と有益作用のバランスが大切なようです。
幸い(?)、現代人の生活習慣では
「低尿酸血症(基準値2.0mg/dL以下)」に陥る可能性は少ない。
尿酸の恩恵を享受するには、
高値にならない生活習慣を身につけることに尽きる。
その生活習慣だが、食事の面では肉より野菜、魚、乳製品を摂り、
甘い清涼飲料水は避けること。
アルコール摂取量が多いほど痛風発症リスクが上がり、
ビールは1.5倍に上昇する。
飲酒量は抑えたほうが無難だが、
ビール一本ぐらいは大丈夫とのこと・・。
大瓶か中瓶か小瓶かを・・聴くのを忘れていました。
リスクを下げるには有酸素運動が最適。
1日30分のウオーキングを習慣化しよう。と教えられました。
Less Than Sixを目指せ!!
高尿酸血症・痛風治療の鉄則
数年前整形外科で痛風と診断、消炎鎮痛剤が処方された。
医師から運動して痩せるよう勧められた──。
「二度と体験したくないような痛み」と形容される痛風関節炎(以下、痛風)。
圧倒的に男性に多く、30~40代が好発年齢だ。
血液中の尿酸が関節内で結晶化し、
それを異物と勘違いした白血球が攻撃することで発症する。
関節の腫れ、発熱、激しい痛みといった典型的な炎症反応は一過性で治まるが、
高尿酸血症が続く限り発作を繰り返す。
従来、高尿酸血症は痛風が発症しなければ積極的な治療対象ではなかった。
しかし、
最近の研究でメタボリックシンドロームなど生活習慣病と尿酸が関連する可能性が示されたため、
高尿酸血症と診断された時点で痛風がなくても、
生活習慣の改善など治療を始めることが望ましいとされている。
今年改訂された日本痛風・核酸代謝学会の治療ガイドラインによると、
高尿酸血症の診断基準は血中尿酸値7.0mg/dL以上。
すでに痛風がある場合は薬物療法に入る。
「Less Than Six(6.0未満)」まで下げることが望ましい。
一方、痛風がない無症候性の高尿酸血症患者は、
血中尿酸値8.0mg/dLから生活習慣の改善指導を、
高血圧や慢性腎臓病(CKD)など合併症がある場合は、
すぐに薬物療法に入る。
データ不足で明確な結論は先送りされているが、
こちらの暫定治療目標値も「Less Than Six」。
痛風の有無によらず6.0未満に維持するとよいようだ。
こうして見ると尿酸の悪い面が目につくが
「Lower the Better~下げるほどよい」とされる血圧とは違い、
下げ過ぎは好ましくない。
というのも、
尿酸は強力な抗酸化作用があるからだ。
活性酸素は生体の老化や発がん性に関係する有害な物質で、
さまざまな組織障害を引き起こす。
尿酸は活性酸素を掃除することで生体の組織を保護すると推測される。
要は有害作用と有益作用のバランスが大切なようです。
幸い(?)、現代人の生活習慣では
「低尿酸血症(基準値2.0mg/dL以下)」に陥る可能性は少ない。
尿酸の恩恵を享受するには、
高値にならない生活習慣を身につけることに尽きる。
その生活習慣だが、食事の面では肉より野菜、魚、乳製品を摂り、
甘い清涼飲料水は避けること。
アルコール摂取量が多いほど痛風発症リスクが上がり、
ビールは1.5倍に上昇する。
飲酒量は抑えたほうが無難だが、
ビール一本ぐらいは大丈夫とのこと・・。
大瓶か中瓶か小瓶かを・・聴くのを忘れていました。
リスクを下げるには有酸素運動が最適。
1日30分のウオーキングを習慣化しよう。と教えられました。
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