久御山町の山田家住宅、寄贈受け活用へ
江戸後期に建てられた重厚な長屋門で知られる
京都府久御山町東一口の山田家住宅について、
久御山町はこのほど、来年度中に寄付を受け入れる方針を示した。
現在は非公開だが、今後は一般公開や、保全方法などについて検討するという。
山田家は旧巨椋池で漁業権を持っていた東一口村の元締めで、
江戸時代は13ヶ村の大庄屋だったそうです。
敷地は約1500平方メートル。
出格子窓などを配した白壁の長屋門(東西約27メートル)、
切妻造の主屋(約174平方メートル)、
長塀が、昨年の春に、国の有形文化財に登録されました。
身分の高い人のための式台玄関を備え、
庄屋かごがつられ、
欄間にはコイの彫刻が施されるなど、
巨椋池が漁業で大繁栄した面影を残す。
24代当主の山田賀繼(よしつぐ)さんが
町に寄付の意向を伝えており、
久御山町議会12月定例会の一般質問で、
坂本信夫町長が「平成24年度中に受け入れる方向」と明らかにした。
修理が必要な部分が多いため、
現況調査など受け入れ準備をするという。
活用方法は今後、地元とともに検討する。
今年の夏に、町から活用などについて諮問を受けた町文化財保護審議会は、
答申で「地域をよく知るガイドによる巨椋池史跡めぐり」を提案しており、
一般公開に向けて動き出しそうだ。
近くなので一度は見学してみたいですね。
そうだ、前川堤のあの桜を見に行った時に・・