2012.8.21
もっぱら話題のマンチェスター・Uに所属する日本代表MFの香川真司は、
プレミアリーグ開幕戦のエヴァートン戦に。
真司はユナイテッドにどのような風を吹き込めるのか。
デイヴィッド・マクドネル記者は、
『ワールドサッカーキング(No.229/8月16日発売号)』における連載
“メイド・イン・ジャパン”内で以下のように見解を。
記者は香川について、現時点ではチームに溶け込めているとしながらも、
「彼を待ち受ける落とし穴があるとしたら、それは《心理的重圧》だろう。
選手の中には、
ユナイテッドほどの世界的な人気と注目を誇る
ビッグクラブの一員であることに耐えられない者もいる。
才能はあっても、
注目度の高さや期待の大きさに萎縮してしまう者は少なくないのだ」とし、
メンタル面がプレーの質に大きく影響すると記した。
さらに、「実際、ユナイテッドの選手に逃げ場などない。
古くはギャリー・バートルズから、
ファン・セバスティアン・ベロン、
ディエゴ・フォルラン、
クレベルソンまで、
疑いようのない才能を持った選手の失敗例は枚挙に暇がない。
彼らは大きな期待を背負ってオールド・トラッフォードに迎えられながら、
本領発揮に至らなかった」とし、重圧をはねのける必要があると語った。
同連載では、新たな戦いの開幕を控える香川について特集。
現地での評価はもちろん、ユナイテッドにおける今後の展望などについて述べられている。
そんなプレッシャーの中
プレミアリーグ開幕節のエヴァートン戦でリーグデビューを果たした真司。
香川は4-2-3-1のトップ下で先発出場。
ユナイテッドはウェイン・ルーニーがワントップに入り、
両ワイドはダニエル・ウェルベックとナニという布陣
しかしユナイテッドは序盤からエヴァートンに押し込まれ、
幾度となく決定的なチャンスを作られる。
特にマルアヌ・フェライーニの高さとボールキープ力には大苦戦し、
主導権を握られる要因となった。
そして迎えた57分、
CKからフェライーニにヘディングで決められてしまい、1点を失う。
負けるわけにはいかないユナイテッドはその後、
攻撃的な選手を次々と投入。
78分にはファン・ペルシーとのコンビから香川が決定的なシーンを迎えるが、
ボールがわずかにずれて得点には至らない。
前半にはウェルベックへ決定的なパスを供給し、
後半もショートパスでリズムを作った香川だったが、
得点を生み出すことはできなかった。
結果、ユナイテッドは0-1のままエヴァートンに敗戦。
復権を期すシーズンの開幕戦は、
イタイイタイ・黒星スタートとなった。
ガンバレ香川真司!!
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