《「若冲」がこよなく愛した「伏見人形」 》
「伏見人形」は稲荷山の埴土を以って作った
最も古い郷土玩具です。
全国で九十余種以上もある土人形のなかで
伏見人形の系統をひかないものはない と言
われるほどわが国 土人形の元祖であり、民
族的な美しさを誇っています。
この「伏見人形」と「若冲」が実は関係があるの
です。
「若冲」が「五百羅漢」を製作する前に「伏見人形
図」を描いているのです。主には「布袋さん」を描
いたとの史実があるとのこと…。
もうすぐ「雛祭」
ですね。
「若冲」は「伏見人形図」主に「布袋さん」
を描いたという…。
そういえば、「五百羅漢」のなかに素朴な
「布袋さん」を見たような気がします。
ここに、前回の謎が解けてきたような…
「伏見人形図」-「若冲」-「五百羅漢」
の関連が…。
これは私だけの「偏見」かなあ……。
「伏見人形図」
「布袋さん」を毎年ひとつずつ集めて七つ集まれば
幸運がくると…途中で不幸があればまた1から…最後に「伏見人形」の一句
〈 西行も 牛も おやまも 何もかも
土に化けたる 伏見街道 〉
(一休禅師)