《1180年前から京の都のシンボルは『東寺』です。》
東寺の五重塔はテレビドラマでも映画の場面でも京都を
象徴する絵としては、必ず登場します。
五重塔が建立されたのが、天長三年(826年)ですから、
今から1180年前から高さ55mの威光を誇っているの
です。
五重塔は元来 釈尊の遺骨を奉安するためのものであり
四方からでも、遠くからでも崇めることができるようにと、
四方同形、できる限り高くと造られた。
日本一高い五重塔(55m)は現在では、東寺周辺でしか
崇められなくなってしまったが、どのように見えるか観て
ください。
九条通り
鴨川の橋
上から。大宮通りから
みる。九条通りから
みる。
東寺 五重塔が特別公開しておりましたので、
めったに観れない初層内部を見てきました。
初層内部
パンフレット
より。
《地震に強い五重塔》
東寺の塔は創建以来、四度の焼失を経ているが、
地震で倒壊したと言うきろくは見当たらない。
これは五重塔の塔身が各層ごとに、軸部、組物、軒
を組上げこれを最上層まで繰り返す積上げ構造に
なっているからだそうです。
1596年の慶長地震では伏見城が崩壊したが、五重塔
は無傷であったという。慶長地震は阪神大震災に匹敵
する規模だそうです。(慶長地震マグニチュード7.0~7.8、阪神大震災
マグニチュード7.2)
昔の人の知恵というのは なんと すばらしいことか。