《大徳寺 塔頭 龍源院「一枝坦」》
龍源院は3年ぶりの再会です。
私の大好きなお寺の一つです。
大徳寺は千利休のゆかりの寺であり、一休和尚のお寺でもある。
真の禅宗庭園である。
大徳寺も東福寺と同じように塔頭が二十数寺あり、私の好きな真珠庵もあるが、ここ
龍源院が最も好きな寺です。
訪れる人が少ないのも良いです。お寺の雰意気をじっくりと味わえます。
今回は4回続けて書きます。
今日は、方丈前庭の「一枝坦」といわれる庭です。
ここの雑物一つなきそのままの端的な独創性の作庭はおそらく他に類をみない庭園で
あろうと思われます。
中央の蓬莱山の石組、右隅の鶴島の石組、左の円い苔山の亀島そして、白砂の大海原。
かつては樹齢700年の山茶花の楊貴妃の老木が生い茂り、深紅の花を咲かせたという。
昭和55年春に樹齢つきて枯れたという。
チケットに描かれたところにかつては咲き誇っていたのだろう。
龍源院の庭園は方丈を中心にして、「一枝坦」の南庭、「龍吟庭」の北庭、「東滴壺」の壺庭、
そして私が最も好きな「阿吽の石庭」がそれぞれ対比しながら創られている。
今日から4回ご堪能下さい。