響焔俳句会には響焔三賞というものがあります
そのうちのひとつは会員対象に贈られる「白灯賞」です
今年は異例の2名受賞となり
笹尾京子さんと私が頂きました
響焔誌4月号に受賞作品が掲載されていますが
HPの方には特に触れておりませんので
広く響焔の活動と作品を知っていただきたく
こちらのブログで紹介させていただきます
「最後の風」 笹尾京子
橋渡る今年最後の秋の風
お互いを見て見ないふり菊人形
いさましく鰹節かく年の暮
お気に入り一つ身につけお元日
さびしさの白集まって梅の花
散るときもまた無口なり白いばら
ただ一つ男に似合う花しょうぶ
突然に太鼓たたかれ盆おどり
遠くから見てほしいのとさるすべり
藍の花おのれの色をまだ知らず
「発想のユニークさと、そのあとの展開の意外さが独特で、既に高いレベルの俳諧性を示している。
対象を正面からでなく、すこし斜めから見て、ずばりと本質を捉えるようなその俳句は
まさにおとなの俳句と云えよう」
主宰も云っていますが
対象をすこし斜めから見る詩人の目を持つ京子さん
そこがド正面から見ている私とは決定的に違うところです
うむむ、そう来たか~、上手いな~
と、毎月の投句をみて唸る楽しみを与えてくれる京子俳句
天才なのだと思います
合同句会ではいつも主宰の特選をさらって行かれます
私もいつも惹かれていただいています
先日の新樹会ではお隣の席でした
少しお話させていただき、根っこの方で私との共通点がある事がわかり
近く感じて嬉しくなりました
それが何かはふたりの秘密です・・・ふふ
私は京子俳句のファンであります
そんな笹尾京子さんと肩を並べて受賞なんてなんという光栄
「子犬とピアノ」
青空はコスモスのため明日のため
蓑虫の憂鬱こんなに広い空
冬の朝大きな椅子にまず沈む
ローランサンの子犬とピアノ初御空
自由とは風か小鳥か三月か
夜の首都高疾走すれば熱帯魚
六月はA5出口を出て左
自販機の吐き出している夜の闇
暑中お見舞い東京に空ありて
おしなべて無口東京も八月も
「最初から従来の俳句に捕らわれぬ自由な発想が光っていたが、積極的に句会に顔を出すようになって、
発想、表現ともにますます自在かつ豊になり、毎回白灯集に新風を吹き込んできた」
発想に頼っているところがある私・・・
そろそろ枯渇するのではないかと、ひやひやしています
そこだけではこれからは通じないと思われます
頑張ります
いかがですか?
響焔の俳句のある一面をご紹介しました
「色々な花の花束」の響焔です
来年で60周年です
凄いでしょ?
そのうちのひとつは会員対象に贈られる「白灯賞」です
今年は異例の2名受賞となり
笹尾京子さんと私が頂きました
響焔誌4月号に受賞作品が掲載されていますが
HPの方には特に触れておりませんので
広く響焔の活動と作品を知っていただきたく
こちらのブログで紹介させていただきます
「最後の風」 笹尾京子
橋渡る今年最後の秋の風
お互いを見て見ないふり菊人形
いさましく鰹節かく年の暮
お気に入り一つ身につけお元日
さびしさの白集まって梅の花
散るときもまた無口なり白いばら
ただ一つ男に似合う花しょうぶ
突然に太鼓たたかれ盆おどり
遠くから見てほしいのとさるすべり
藍の花おのれの色をまだ知らず
「発想のユニークさと、そのあとの展開の意外さが独特で、既に高いレベルの俳諧性を示している。
対象を正面からでなく、すこし斜めから見て、ずばりと本質を捉えるようなその俳句は
まさにおとなの俳句と云えよう」
主宰も云っていますが
対象をすこし斜めから見る詩人の目を持つ京子さん
そこがド正面から見ている私とは決定的に違うところです
うむむ、そう来たか~、上手いな~
と、毎月の投句をみて唸る楽しみを与えてくれる京子俳句
天才なのだと思います
合同句会ではいつも主宰の特選をさらって行かれます
私もいつも惹かれていただいています
先日の新樹会ではお隣の席でした
少しお話させていただき、根っこの方で私との共通点がある事がわかり
近く感じて嬉しくなりました
それが何かはふたりの秘密です・・・ふふ
私は京子俳句のファンであります
そんな笹尾京子さんと肩を並べて受賞なんてなんという光栄
「子犬とピアノ」
青空はコスモスのため明日のため
蓑虫の憂鬱こんなに広い空
冬の朝大きな椅子にまず沈む
ローランサンの子犬とピアノ初御空
自由とは風か小鳥か三月か
夜の首都高疾走すれば熱帯魚
六月はA5出口を出て左
自販機の吐き出している夜の闇
暑中お見舞い東京に空ありて
おしなべて無口東京も八月も
「最初から従来の俳句に捕らわれぬ自由な発想が光っていたが、積極的に句会に顔を出すようになって、
発想、表現ともにますます自在かつ豊になり、毎回白灯集に新風を吹き込んできた」
発想に頼っているところがある私・・・
そろそろ枯渇するのではないかと、ひやひやしています
そこだけではこれからは通じないと思われます
頑張ります
いかがですか?
響焔の俳句のある一面をご紹介しました
「色々な花の花束」の響焔です
来年で60周年です
凄いでしょ?