七月七日だれもいないから雨降る
七月七日は言うまでもなく七夕である。七夕は梅雨の真っ最中だからなのか、ほとんど雨のような気がする。晴れて天の川を見た、などという記憶は多分ない。
そう、七月七日に雨が降るのは梅雨だからなのだ。だけど作者は「だれもいないから」だと言う。言ってくれたわね。一体どこにだれがいないと言うのか?だれがいたらいいのか?何か織姫と彦星に言いがかりをつけられているようでもあって愉快だ。
掲句例えば「七夕やだれもいないから雨が降る」としても句になるだろう。でも七夕では見せすぎてつまらなくなる。同じ意味の季語でも言い方を変えるだけでこんなに読者をはっとさせる。さらに破調も功を奏し、確か句会で特選でいただいたと思う。近年で一番惚れた句です。
今年の七月七日もやはり雨でした
雨どころか最近は異常な豪雨続き
特に今年は
九州地方の被害の酷さに目を疑います
心よりお見舞い申し上げます
コロナに豪雨…
地球はどうなってしまったのでしょう
人類に対する自然界の怒りなのでしょうか