ははがおおぜい母の日の江東区
江東区でも豊洲などの湾岸エリアの方に行くと、確かに若いお母さんが小さい子供を連れてショッピングなどをしている姿をよく目にする。きっと子育ての援助が色々とあり人気のエリアなのだろう。
それはともかくとして、母の日を詠んでいるわけだが、一親等の目ではなく、勿論二親等の目でもなく、すこし距離を置いた目で母の日を眺めている。当事者として母の日の句に存在してしまうと、どうしても母への思いが強く出てしまい、そうすると結局既視感のある句になってしまいそうだ。
「ははがおおぜい」とひらがなにすることによって、作者の親子連れを見る温かい眼差しも感じられる。
その配慮が心憎いなぁ。