梅雨ですね
一昨日の産経新聞の産経抄に
日本文学者のドナルド・キーンが
「桜の咲く季節、新緑、紅葉の季節」を差し置いても
「梅雨の季節に最も心惹かれる」
と、エッセーに書いている
との記事がありました
我が意を得たりです
ゲリラ豪雨はいやだけど
昔ながらの梅雨の風情って
とても日本的でなんとも落ち着くのです
緑の葉っぱはしっとりと濃くなり
雨の音もいい
髪は膨らみ乱れ
足元は濡れて気持ち悪いんだけど
なーんかいい
溜まっていく洗濯物だけは悩みの種ですが...
今月もまた
仕事の関係でふたつの句会に行けず
久しぶりの更新になりました
では主宰の言葉から
沢山あります!
・比喩はわかりすぎてはダメ
・外国の花は歳時記に載っていなくても季語(季節のあるものは季語になる)
・6~7割の人が知っている言葉を。特殊なことは言わない
・外国の景を詠うのは俳句としてどうか?一般的にする
・季語は付かず離れず。季語選びには感覚を磨く修練が必要
・歳時記にあるような季語、誰もが使うような季語を安易に使わない
・季語ひとつで俳句が壊れてしまうことがある
・平凡な内容なら季語をがんばる。内容が頑張っているなら、インパクトのない季語に。俳句はバランス
・ギリギリのところを言う。1+1=2ではなく1+1=3で勝負
・事柄を説明したのでは俳句にならない
・俳句は今、ここ、我。過去からの経緯を言うのではない
・「や」切れ→~いて(~おりは×)
今回は季語についての言葉が沢山ありました
季語選び、安易にしていませんか?
今回は「麦の秋」という季語を使った句が多かったのですが
どれも響かずだったようです
自分のことを振り返ってみると
上に事柄を述べて
さて、季語は何にしようと歳時記をながめ
今の季節に合うそれっぽい季語を持ってくる
という作り方をすることがあります
確かに安易ですね~
まず事柄を述べているところでインパクトなし
そこに取って付けたような季語
これでは人の心に残るような
訴えかけるような句はできませんね
「歳時記にない季語を持ってくる!」
などと言う
「そりゃ、どういうことだ」と
弟子を悩ますような発言まであった昨日の句会
「それはちょっと言い過ぎた」
だそうですが
「だけどそのくらいの気持ちで季語を持ってくる」
ということでした
季語は大事
画竜点睛
慎重に丁寧に選びましょう