二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

響焔九月号〜聰俳句鑑賞

2020年08月25日 | 俳句
夜長を云い饅頭割ってそれを食う

「云う」「割る」「食う」と、動詞が三つも使われている。動詞は説明語。俳句では動詞・形容詞は極力避けると散々言われてきた。それなのにそう言っていた本人がこれだ!
 だがこうも教わった。「俳句に絶対はない」と。その言葉の格好の例がこの句のようだ。
 云い→割って→食う。順番に動作を言っているわけだが、何か面白い。「それを食う」ここがクセ玉だ。饅頭を割って食べることがまるで夜長と因果関係があるような言い方だ。夜長を云いながら酒を飲む、なら当たり前。ワインなどと言ってしまったらもうおしまい。陳腐過ぎて動詞の多様に目がいってしまいそう。饅頭だからいいのだ。
 この句は、動詞は使うならこうやるのだ、ということを教えてくれた。作者が無類の饅頭好きという事実は別として。




句会、もう何ヶ月行ってないのでしょう…

響焔でも、リアル句会に代わって

ネット句会、FAX句会が始まっています

そちらのご報告も追々していきますね

8月は仕事がつまっていて

なかなかブログを更新できずにすみません






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かなかな

2020年08月17日 | 俳句


朝方のかなかな昨日の声で鳴き モニカ

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藤寝椅子

2020年08月13日 | 俳句


藤寝椅子半分は夜になっている モニカ




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ネット句会〜8月

2020年08月10日 | 俳句
コロナの影響で

まだまだリアル句会は行われておりません

その代替として
 
響焔ではネット句会が6月から開催されました

先月はうっかり締め切り日を逃してしまい参加できずでしたが

今月はしっかり投句を間に合わせました

ただ…

何も降りてこないままの投句でしたので自信なし…

結果は

なんとか名誉主宰と主宰の並選をいただけました

有り難い




それでは特選のご報告です


山崎名誉主宰

今月の特選はなし

多くの作品に「事柄やその説明」「理屈が勝っている」「何を言おうとしているのか分からない」「季語の使い方が不適切」な句が散見された。


との


厳しいお言葉をいただきました


多分皆さん自覚ありかと…


 



米田主宰特選



 黒服の中は真夏の荒野かな 克子



 おしろいに風の自転車きて止まる 千恵子



 八月十五日父の山から喇叭  直子




今日は千葉句会のFAX句会の締め切りです


やはり何も降りてこないまま


先程投句を済ませました


さ、降りてくるまでまた粘ろうっと


 

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歳時記

2020年08月07日 | 俳句
皆さんはどんな歳時記をお使いですか?

私は3冊持っていますが

普段使っているのはほぼ写真右の

現代俳句協会のものです


この歳時記の大きな特徴は

太陽暦を基準にしていることです

現代の生活実感に合わせているのですね

だから雛祭りは三月

七夕は七月

広島の原爆忌も長崎の原爆忌もともに夏

(陰暦だと長崎は秋)

終戦記念日も夏休みも

秋ではなく夏の章に記載されています

現代を生きている私にはそちらの方がしっくりとするので

専ら歳時記は太陽暦の現代俳句協会のものを参考にしています

例句も感性を刺激してくれるとのが多くて  

とても使いやすいのです



左が現代俳句協会のもの

春の月の設定がひと月違っていますね


以前

「暦の上では秋なので、向日葵という季語は使ってはいけませんか?」

と聞かれたことがありました

「目の前に咲いていて、それに心を動かされて書きたいのだからいいのでは?」

と答えたことがあります

ちょっと自信がなかったので

当時の山崎主宰に確認してみました

案の定

「関係ない。現に咲いてるんだから。歳時記なんて関係ない」

らしいお答えでした




歳時記はひとつの読み物としても楽しいものです

金科玉条とせずに

季語は自分で作るくらいの気概で…

と、

「シマフクロウによろしく」でも

山崎名誉主宰は言っています




今日は立秋

暦の上では秋ですが

むしろこれからが夏の本番です

蝉も鳴いています

夾竹桃も絶好調

熱中症に気をつけて

暑い夏の句を作っていきましょう

(とは言え、これは私の所属する結社での考え方ですので、それぞれの先生のお考えに添って下さいね)




追記)

現代俳句協会版のあとがきを読んでいたら

編集委員のお名前の記載がありました

委員長 津根元潮
委員  安西篤 宇多喜代子 大坪重治
    金井明 倉橋羊村 筑紫盤井
    鳴戸奈菜 村井和一 山崎聰


おおお!

我が名誉主宰、編集者でしたか

知らずに今まで使っていました




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