カリフォル二アのロサンゼルスから、生活情報とフライフィッシング

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クレジットカードの個人情報盗難

2005年07月09日 | ロサンゼルスの今
最近のクレジットカードの問題でこちらでもしきりに報道されていますので、日本の方にも参考になればと思い、書いてみました。

インターネットなどの普及により『個人情報の盗難』の手口が巧妙化しているそうです。全米で被害者990万人、被害総額50億ドル(5500億円)連邦取引委員会(FTC)の報告では被害者10人のうち1人がカリフォル二ア在住で全米でも被害が深刻な地域です。
カリフォルニアの2004年の被害総額は1200万ドル(約13億円)を越えています。
ロサンゼルス郡シェリフ局の発表では、同郡内でも2万件以上の被害が報告され、その巧妙さから220件のみが解決済みということです。
カリフォル二ア消費者関連事務局は、個人情報盗難に遭わないための、私たちに出来る簡単な保護対策を発表しました。

ソーシャルセキュリティーカードは持ち歩かない。(アメリカ国民の背番号制です)

★クレジットカード会社や銀行を偽ったフィッシングメールに注意し、絶対にメールで口座番号や暗証番号などを送らない。

★個人情報が書いてある書類や手紙はクロスカットのシュレッダーにかける。

★ウイルス対策ソフトをインストールし常に最新の情報をアップロードし、ネット上での感染を避ける。

★カード会社からの請求書に不正請求や引き落としがないか調べる。

★事前承認されたクレジットカードの勧誘を断る。(アメリカではこれが実に多いです)

★個人情報を求められたら、必ず用途を確認する。(抽選で何かが当たります!などでもこの手が多い)

★クレジット記録をまめにチェックする。アメリカの消費者は年に1度、無料で自分のクレジットの記録Credit Rportを照合できる。(これが出来るのはアメリカだけかもしれません)

実際私や私の周りでも、この手の被害に遭っています。しかしカード会社に問い合わせ、警察で被害者届けを出せば、その支払いを強要されることはありません

アメリカでは実はお金を盗まれるよりは安全だという事なのです。
カード会社からの不正請求の支払いで、個人破産した話は聞いた事がありません。

今、アメリカでクレジットカードがなくなったら、社会システムが成り立たなくなるのです。

しかし個人情報盗難や、不正カード使用が防げる良い方法が、早く確立して欲しいのは確かです。