現在進行中で読んでいる本を紹介します。
『いとみち』
越谷オサムさんの作品です。全3巻が本館43の棚、文庫版が本館51の棚に並んでいます。
主人公のいとは津軽三味線が得意な女子高生。内気で要領もあまりよくないいとちゃんですが、青森市内のメイド喫茶でバイトをしながら、色んな人と関っていくうちに、少しずつ成長する物語です。
この物語、舞台が青森ということで、登場人物の台詞がバリッバリの津軽弁
地元民でなければ理解できない言葉がちょこちょこでてきます。
例えば。。。
まなぐ
どんず
はんかくせえ
。。。いかがでしょう? こうして改めて文字にすると益々意味不明。
上から標準語に変換すると
目
お尻
馬鹿らしい
です。ネイティブに発音するとイントネーションも想像を超えると思います。それが津軽弁。この本を読むときの私の独自の楽しみ方は、津軽弁の台詞を声に出すことです。
いとちゃんくらいの年齢の頃は、訛り言葉はコンプレックスでしたが、大人になって方言が愛おしいと感じるようになりました。
遠州弁で育ってきた我が子たちには、いつまでも故郷の言葉を忘れずにいてほしいと思います。
ちなみにウチの子、遠州弁は標準語と信じて疑っておりません
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