新型コロナウイルスに関係する規制がすこしずつ緩やかになってきて
このタイミングで実家にちょっとだけ行ってきた。
帰りの新幹線が仙台市内に入って
車窓から薄い水色のガスタンクが数機見えた。
今まで全然気が付かなかった。
その昔「阿Q」という仙台出身のバンドがありまして
ブラックミュージックを基調としためちゃめちゃカッコいいダンスバンドで
ワタシはかなり好きでした。
「ガスタンク」というミディアムテンポの曲が好きで
ガスタンクを見ると必ず脳内でこの曲のゆるやかなイントロが流れ出す。
可愛らしくて、ちょっと切ない。
ヘッドフォンつけたまま 君の顔みつめていた
今なんて言ったのか 知らんぷり聞こえない
昨日よりも影のびた帰り道には
夕日さえ隠しては偉そうにたたずむ
もう一度だけ君と高い丘にのぼり
「あそこが僕の家」指差したあのガスタンク
思い出にしたくてさがしたわけじゃなく
ゴミのような町並みポッカリあいたふたりの場所
(1989年 アルバム「リレー」収録)
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