クリント・イーストウッドいい監督です。戦争を双方の視点からとらえる、しかもこれがメジャーなハリウッドの作品というところが凄いな。これは日本側から見た硫黄島の戦い。勧善懲悪モノが多いジャンルですが、ここまで客観的に描かれた作品は今までなかったんじゃないでしょうか。栗林中将を演じた渡辺謙の淡々とした語りが極限状態の中で妙なリアリティを醸し出してました。軍人としての職務を果たそうとする潔さと子を想う親の気持の交錯、時代背景からそう振舞わざる得なかった男の虚しさがよく伝わってきました。米国の視点で撮られた「父親たちの星条旗」も是非見てみたいな。
何もかたらなかった青春-今年亡くなられた大学の恩師多田実先生の著作。当時海軍士官として従軍した硫黄島での戦いの記録。
何もかたらなかった青春-今年亡くなられた大学の恩師多田実先生の著作。当時海軍士官として従軍した硫黄島での戦いの記録。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます