7月27日は大阪市議会最終日でした。この日、1時から各委員会、そして2時から本会議という予定で、傍聴者が多数詰めかけていましたが、それぞれ大幅に開始時間が遅れました。 何かもめているのかと思いきや、結局、本会議は晩にまでずれ込んだものの、多くの批判のあった「市政改革プラン」を反映した補正予算案が可決されてしまいました。
そして、維新の会と公明とが提出した「大阪市立学校活性化条例」案が2党の賛成多数で、さらに、「職員・労組の言論弾圧3条例」――「大阪市労使関係に関する条例」・「職員の政治的行為の制限に関する条例」・「政治的中立性を確保するための組織的活動の制限に関する条例」についても維新・公明・自民の賛成多数で可決されました。
「大阪市立学校活性化条例」は、5月市議会に提出された内容と比べて、区長の学校協議会への介入や、その学校協議会の求めに応じて学校別教員評価の分布割合の公表ま盛り込み、教育への政治介入をいっそう強化しています。
、「言論弾圧3条例」の方も、当初は「違反者は原則懲戒免職」としていたものが、停職や減給、戒告も盛り込んだだけで、憲法が保障する政治活動の自由、言論の自由、組合活動の自由を否定する基本的な性格は何ら変わっていません。
これら、学校活性化条例と職員・労組の言論弾圧3条例の可決を厳しく糾弾し、今後、これらの条例の実働化にも反対していきたいと思います。 (鈴)
◆可決された条例はこちら
(下線部分が主要に修正された内容)
◇大阪市立学校活性化条例
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/kaseika-syuusei.pdf
◇職員の政治的行為の制限に関する条例
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/seizikatudoukisei-syuusei.pdf
◇大阪市労使関係に関する条例
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/rousikannkeizyourei.pdf