LiveInPeace☆9+25

「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

[24日25日閉会中審査]さらに深まる疑惑と安倍首相のウソ(2)加計学園の意向を知っていたとの閣議決定と矛盾 

2017-07-26 | 安倍政権

[1月20日問題]

 7月25日の安倍首相の答弁 
 「最終的には本年1月に事業者の公募を行い、加計学園から応募があった。その後、分科会でのオープンの議論を経て、1月20日に諮問会議で認定することになるが、その際、私は初めて加計学園の計画について承知したところであります」

 これは、従来の答弁と違う。

6月16日の安倍首相の答弁
「当時は国家戦略特区ではなくて構造改革特区であったわけでありますが、そこで申請されたということについては私は承知をしていたところでございますが、その後に当然、私は議長を務めておりますから、国家戦略特区に申請をすれば私の知り得るところになるということでございます」

 矛盾を追及された安倍首相は25日の答弁で、「加計学園と今治市とで、少し混同があった」として、“今治市の計画は知っていたが、加計学園の計画は知らなかった。今治市の申請を加計学園の申請であるかのように勘違いした”かのように弁解している。しかし、さらに以下の答弁がある。

6月5日の安倍首相の答弁
「安倍政権になってから、(加計学園が)国家戦略特区に今治市とともに申請を出した段階で承知した」

5月9日の安倍首相の答弁
「この加計学園が、当然これは特区に申請を今治市が出しますから、この特区に申請した段階においてこの説明を受ける、当局から説明を受けるわけでございますので、その段階で当然総理大臣として知り得たと、こういうことでございます」

  これらの答弁では明確に、“加計学園が国家戦略特区に今治市とともに申請を出した”という認識に立っている。この段階とはすなわち2015年6月4日である。2年以上前に安倍首相は加計学園が獣医学部新設を目指していることを知っていたのだ。

 さらに、もっと以前から知っていたという答弁もある。

3月13日の安倍首相の答弁
「十五年間ですね、特区は申請され続けてきたんですよ。他の大学だって、じゃあ取り組もうと思えば、取り組めたわけですよ。しかし、諦め続けずにやってきたところがあったのは事実。それ、加計学園であったわけであります」

 安倍首相が、2016年11月9日(特区諮問会議で方針決定)以前に、加計学園が獣医学部を作りたいということを知っていたという閣議決定もある。 

加計学園の獣医学部新設に関する質問主意書
一 安倍首相は、学校法人加計学園の加計孝太郎理事長が今治市に獣医学部を作りたいと考えていることを2016年11月9日以前に知っていたか。知っていたのであれば、いつから知っていたのか。

これに対する答弁書が閣議決定されている。

参議院議員福島みずほ君提出加計学園の獣医学部新設に関する質問に対する答弁書

一について

 獣医学部の新設については、平成19年11月の愛媛県今治市等からの構造改革特別区域法(平成14年法律第189号)第三条第三項に規定されている提案に係る説明資料において、学校法人加計学園がその候補となる者である旨記載されており、こうした提案を受けて、安倍内閣総理大臣を本部長とする構造改革特別区域推進本部において、平成25年10月11日、平成26年5月19日及び平成27年8月25日に構造改革特別区域の提案等に対する政府の対応方針を決定するとともに、平成27年6月30日に「「日本再興戦略」改訂2015」を閣議決定したところである。
   平成29年4月28日
(年号は原文のまま)

※衆議院ホームページ
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/193/touh/t193082.htm
※信頼できる?安倍首相の「加計学園獣医学部申請知ったのは今年の1月20日」発言を丁寧に検証してみた
http://buzzap.jp/news/20170725-kake-abe-1-20/

 この閣議決定された答弁書によれば、10年前に加計学園がその候補となる今治市の提案があり、2013年、2014年、2015年にそれぞれ対応方針を、安倍首相が本部長を務める構造改革特別区域推進本部で決定している。安倍首相が知らないはずがない。

(ハンマー)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。