尹美香代表が送る挺対協週間ニュース2015年第26号
7月13日(月)~ 7月19日(日)
8月14日、金学順ハルモニが沈黙を破り、日本軍「慰安婦」被害者として経験した歴史を証言することにより、真の多くの変化を作り出しました。一緒に沈黙していた被害者たちに勇気を出して沈黙を破ることができるようにしてくれ、韓国を越えてアジア、遠くオーストラリアまで、そこの生存者たちにも影響を与えました。また私たちには、生存者の証言が日本軍「慰安婦」問題の解決を目指す運動に、どれほど重要であるかを悟らせてくれ、当事者の活動の重要性を浮き彫りにしてくれました。そのように沈黙を打ち破ることができるよう、社会の雰囲気を作ることが、私たちの運動の重要な役割であることも分からせてくれました。そのような様々な意味を共有しているアジアの女性たちが、8月14日を「世界の日本軍『慰安婦』を讃える日」に選んで、キャンペーンを進めてきてから、いつの間にか3年になりました。大学で、地域で、そして世界各地域で、共に記憶し、被害者たちの人権回復のために、平和を達成するために、共に連帯するための活動が準備されつつあります。このような活動は、団体だけが行うことができるというものではありません。村で、アパートで、会社で、家庭で、多様な方法で進めることができるでしょう。私たちみんなが一緒に作っていく平和です。讃えるということは、受動的な行為ではなく、日本軍「慰安婦」ハルモニたちの生活と連帯し、夢を叶えるために行動する積極的な活動です。
挺対協常任代表 尹美香 拝
7月13日(月曜日)
〇今日、挺対協の生存者福祉を担当するリュ・ジヒョン幹事は、ソウルにおられた二人のハルモニを訪ねてお会いしてきました。崔(CHE)ガプスン・ハルモニは、長い間病院におられます。・・・梁(YANG)ジェスン・ハルモニは、耳はよく聞こえないけれども、健康でおられるように見えます。
7月14日(火曜日)
○吉元玉(KIL WONOK)ハルモニが、江北(KANGBUK)サムソン病院リハビリテーション科と消化器内科を受診しました。
○金福童(KIM BOKTONG)ハルモニが多くのインタビューを行いました。
○女性未来センターで開かれた2015 Peace Committee会議に、尹美香代表と安(AN)ソンミ・チーム長が出席しました。
7月15日(水曜日)
○金福童ハルモニが延世大セブランス病院の眼科を受診しました。きつい米国日程によって目に炎症が少し生じ、1週間分の炎症治療薬を処方されてきました。
○1187次の水曜デモは、暑さの中でも「水原(SUWON)平和ナビ(蝶)」の主管で、本当に多くの方々がご一緒して下さいました。
7月16日(木曜日)
○憩いの家(SHUWIMTO)のハルモニたちと一緒に昼食をとりました。・・・憩いの家(SHUWIMTO)に入ると、わが吉元玉ハルモニが、窓際に座って魚たちとしきりに話しをされている最中でしたが、私たちをご覧になり、嬉しいと手振りされます。
○暑い天気にもかかわらず、全国女性農民会オンニ(姉さん)家庭菜園栄光共同体が、憩いの家(SHUWIMTO)に、おいしく漬けた熟成芥子菜キムチ、蕗のピクルス、はったい粉、ズッキーニの葉、キャベツ、タマネギ、若唐辛子、ズッキーニ、有精卵を送って下さいました。
○「戦争と女性人権博物館」の月例セミナーを、挺対協の法律専門委員である慶北(KYONGBUK)大法学部金昌祿(CHANGNOK)教授を迎えて、「韓日条約50年、植民地支配の責任という課題」というタイトルで開催しました。息苦しさも感じられ、それでいて新しい意志も持たせる時間でした。
7月17日(金曜日)
○李順徳(I SUNDOK)ハルモニが、突然肺炎に罹り、痰が多く生じ、状態が良くありませんでした。
○漢城(HANSONG)女子高の学生たちが、「戦争と女性人権博物館」で行なわれる「路上の人文学プログラム」に参加して、博物館を見学し、教育を受け、「弘大(HONGDE)歩きたい通り」に出て、世界1億人の署名を人々に広報しながら署名を集めました。
7月18日(土曜日)
○非常に長い間、憩いの家(SHUWIMTO)と連携して、ハルモニたちを心配し、美味しい食べ物をもって毎月訪問してくれる「国を愛する青年会」が、美味しい胡瓜キムチと中伏に食べるサムゲタンをいっぱい準備して訪問してくれました。
○「戦争と女性人権博物館」で作る小学校の子どもたちのための「日本軍『慰安婦』教材」作成を一緒にしている水原ヒョウォン小学校5年生の生徒たちが、「戦争と女性人権博物館」を見学し、挺対協の事務所に来て、尹美香代表のインタビューを行いました。
○航空大学総学生会が事務所を訪問し、尹美香代表と金ドンヒ事務局長と一緒に話し合いをしました。
○海南(HENAM)ナビの李ミョンスク先生の家族が事務所を訪問し、海南に平和の碑を立てる仕事を準備しながら、博物館を見学もし、資料調査もして、一緒に話し合いもしました。
7月19日(日曜日)
○今日7月19日から24日まで、挺対協の主催で、「2015日本軍『慰安婦』問題解決青年学生ネットワーク」が行われます。 20人の平和ナビの友達と、沖縄と大阪で平和を学ぶために出国しました。金ドンヒ事務局長が団長として、梁路子(YANG NOJA)チーム長が一緒に仕事をします。
○沖縄那覇空港からまっすぐに佐喜眞美術館にやって来ました。普天間基地の横にある佐喜眞美術館で、沖縄戦の痛みを展示している画像を使用して学びました。その後、「基地・戦争を許さない行動する女たちの会」高里鈴代先生の「沖縄と日本軍『慰安婦』」というテーマで沖縄戦での慰安婦問題と今でも発生している米軍による性暴力の問題について講演して頂きました。
その後、沖縄国際大学に移動して、 2004年国際大に不時着した米軍ヘリ事故からの、基地問題解決のために活動している沖縄卒業生の集まりを介して、当時の状況について話と写真を通して生き生きと聞き、今は平和ナビと国際大学生との交流会が行われています。