改悪臓器移植法施行からもうすぐ1年が経過しようとしています。
50人近くもの方が、改悪された移植法によって、「脳死」判定され臓器摘出されています。
情報がほとんど公開されない状態のなかでも、やはり本当に救命治療がなされたのか
という疑義が浮かび上がってくる事例が次々でてきています。
<やめて!!家族同意だけの「脳死」臓器摘出!市民の会>は、この1年の節目として
改めて、「いのちとは…」「生きるとは…」ということを、みなさまと共に考えたいと思い
緊急集会を企画しました。
お話ししてくださる内梨昌代さんは、養護教諭として働きながら、
脳腫瘍で20回にわたる手術を受け、病気と闘い続けた長女の真帆ちゃんを支えてこられました。
真帆ちゃんという女性は、説明しがたいほどの魅力的な人物で、
どんな辛い状況にあっても、まわりへの配慮や感謝を忘れず、逆にまわりの人々を励ましてくれるような人柄でした。強さだけではない、温かさや、弱さをも認めるしなやかさまでも
彼女の中にあり、人間的にも尊敬できる~そんな彼女について、
お母さんのお話をきくなかから、いのちの大切さや、生き方について、深く考えさせられることでしょう。
ぜひ、ご参加ください。
(──by あゆむ)
日時:7月16日(土)13:30~ 資料代:500円
場所:エルおおさか(府立労働センター)研修室2
http://www.jca.apc.org/~yamete/home.html
http://www.jca.apc.org/~yamete/pdf/016syuukai0716.pdf
12歳の時に脳腫瘍を発症し、手術後わずか1ヶ月であらたな腫瘍が見つかり再手術、ということを繰り返し、それでも生きることを諦めなかった真帆ちゃん。
彼女は院内学級で自分より幼い病気の子どもたちに接し、医者になろうと決意します。
自分自身の病気も進行していき、腫瘍が顔面神経にからみつき、これを手術で取れば顔が歪んでしまうことがわかった時、執刀医もお母さんも、もうこれ以上は忍びないといったんは判断しましたが、本人は「顔よりも命」と言って生きることを選んだのです。
最後には彼女の脳の内部は腫瘍に冒され真っ白になっていたのに、亡くなる二日前にも家族に筆談でメッセージを伝えていました。
何かありきたりの言葉では到底尽くせない彼女の生き方に、ぜひ多くの人が接してほしいと思いました。