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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

映画『福島 六ヶ所 未来への伝言』

2014-03-26 | 本・番組・映画など

現在、シアターセブン(第七芸術劇場)では写真家の島田恵初監督作品『福島 六ヶ所 未来への伝言』が公開中です。
六ヶ所村に12年間滞在していた島田監督が現地の人々の目線で描いたドキュメンタリーです。

4月11日(金)まで上映中で、4月5日(土)には上映後に島田監督の舞台挨拶もあります。

以下、映画『福島 六ヶ所 未来への伝言』HPより

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解説/物語

青森県六ケ所村 

本州の最北下北半島の付け根にある人口1万1千人の村。1970年代に始まった,むつ小川原巨大開発失敗の後、核燃料サイクル基地として「ウラン濃縮工場」「低レベル放射性廃棄物埋設センター」「高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター」「再処理工場」からなる4つの施設が建設された。

六ヶ所村核燃料サイクル施設についての詳しい説明は、こちらをご覧ください。

監督メッセージ 

~映画制作にあたって~

六ヶ所村で暮らした12年間、私はフォトジャーナリストとしてまた一人の生活者として、核燃問題を見つめてきました。「原発1年分の放射能を1日で出す」といわれる再処理工場は、事故続きで操業予定が延期(2012年10月)されているものの、全国の原発から出る放射性廃棄物や海外からの返還高レベルガラス固化体などは、続々と運び込まれています。このままいけば、六ヶ所村は永久的に核のゴミ捨て場となるでしょう。何万年という単位の期間放射能を出し続ける核のゴミを、これ以上地球の未来に残していってよいのでしょうか。

その答えは、このたびの福島原発事故で明らかになったと言わざるをえません。福島のお母さんたちは、放射能から子どもたちを守るために、立ち上がり、国を動かしました。かつて六ケ所村や青森県内でも、核燃から子どもを守ろうと、多くのお母さんたちが行動を起こしました。建設されてしまった現在も、青森の人々は決して容認しているわけではなく、目に見えぬ圧力の中で、不安な気持ちを抱えて生活しています。

私は、原子力といのちが共存できないことを身をもって体験している福島や青森の人たち、とりわけお母さんや子供たちに、いのちの尊さを伝えてもらおうと思います。そのことによって、日本に暮らす私たち一人ひとりがこの問題をどう引き受けていくのか、これからのエネルギーをどう選択していくのか、この映画がそのメッセージとなり得、未来の世代への贈り物となることを願っています。

監督 島田恵 

http://www.theater-seven.com/2014/movie_rokkasho.html

http://www.rokkashomirai.com/


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