<敦賀原発>2号機の廃炉不可避 直下「活断層の可能性」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121210-00000071-mai-soci
原子力規制委員会の敦賀原発断層調査団の評価会合が12月10日に行われました。調査委員全員が敦賀原発2号機直下のD-1断層が「活断層の可能性が高い」と結論しました。規制委員長の田中俊一氏は「再稼働に向けた安全審査はとてもできない」と述べています。
原発直下の断層が活断層だと結論が出た以上、規制委員会は原電の追加調査などでの結論を引き延ばしなど許されません。12日の規制委員会定例会合で、廃炉の正式決定をするべきです。
<敦賀原発>活断層問題 原電が公開質問状を規制委に提出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121211-00000080-mai-soci
日本原電は評価会合の結論に「到底受け入れがたい」とすぐに反論しました。11日には規制委員会に公開質問状を出し、「科学的に十分な説明がされたとは言えない」と説明を求めました。しかし、科学的な調査でないのは原電の断層調査では無いのでしょうか。
敦賀原発敷地内を通る浦底断層を日本原電は30年以上も活断層と認めてきませんでした。1979年に敦賀原発2号機の増設申請でも浦底断層は「活断層でない」でないと主張していました。91年には学術書で浦底断層が活断層と認定されていても、2004年の3・4号機設置申請時にも「活断層でない」と否定し続けてきました。こような調査のどこが科学的なのでしょうか。原電の断層調査こそ科学的ではありません。原電がいくら再調査をしようともその結果が科学的な結果が得られれとはとても思えません。原電は再調査で結論を先延ばしすることなく、評価会合の結論を真摯に受け止め、敦賀原発を廃炉にするべきです。
大飯原発、月内にも断層再調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121212-00000102-san-life
大飯原発の断層の再調査が12月28、29日に行われるとのことです。11月に行われた評価会合で大飯原発敷地内を通るF-6断層が活断層の可能性が否定できませんでした。規制委員かは判断の先送りをすることなく、再調査での判断を早急に行い、大飯原発の運転を停止するべきです。 (トン)