NHKで放送された、大飯原発直下の活断層についての番組の動画がアップされていますので紹介します。
クローズアップ現代(2012/11/21)原発直下に活断層? 問われる国の判断
http://www.dailymotion.com/video/xv9fly_yyyyyyyy-yyyyyyyy_news
関西熱視線(2012/11/25)揺れる大飯原発 活断層調査のゆくえ
http://www.dailymotion.com/video/xvctuz_yyyyyyy-yyyyyyyyy_news
以下に11/21放送の
クローズアップ現代「原発直下に活断層? 問われる国の判断」のテキスト全文が載っています。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3277_all.html
以下抜粋
これまで関西電力は今後も動くおそれのある活断層ではないとしてきました。
これに対し、専門家グループは活断層の可能性があると指摘。
関西電力の調査結果を疑問視する声が相次ぎました。
現地調査を行った専門家
「私はこれは活断層であると判断しました。」
現地調査を行った専門家
「調査の不備があったと思います。」
現地調査を行った専門家
「もっと深く掘るべきじゃないか。」
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メンバーの1人、渡辺満久さんは粘土は固まっておらず、F-6が活断層である可能性は否定できないとしています。
東洋大学 渡辺満久教授
「非常にやわらかいし、つるつる滑りそうだし。
あれだけ見たときに、ぎゅっと潰されたら動くのではないかと。」
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立命館大学 岡田篤正教授
「このような構造は地滑りに見える。」
一方、ほかのメンバーからは活断層の可能性を指摘する意見が相次ぎました。
東洋大学 渡辺満久教授
「私はこれは活断層であると判断しました。」
信州大学 廣内大助准教授
「先ほどの構造を地滑りで説明するのは難しいのではないか。」
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さらに専門家グループからは関西電力の調査結果の信頼性に疑問の声が上がりました。
焦点となったF-6は原発の安全上重要な配管と交差しています。
関西電力は原子炉に近いほうのトレンチでF-6を確認。
ところが、その延長線上でボーリング調査を行ったところF-6は見つからなかったといいます。
この結果から、関西電力はF-6は配管の付近で途切れていると主張しました。
これに対し専門家グループからは疑問の声が上がりました。
産業技術総合研究所 重松紀生主任研究員
「ちょっと不十分な掘削計画ではないかという印象をもった。」
なぜ関西電力の主張に疑問の声が上がったのか。
山口大学 金折裕司教授
「断層というのはひとつの面がずっとつながるわけではなくて、ステップとかいって、ちょっととんでいるわけですね。
もしくは湾曲してたり曲がったりして、形態が必ずしも直線的ではない。」
原子力規制委員会 田中委員長
「クロとか、あくまでもグレーが濃いときには(原発を)止めていただく。」
(ハンマー)