お昼のワイドショー番組「ワイド！スクランブル」(テレビ朝日）が、変動地形学の専門家渡辺満久氏を緊急取材し、本日（6月14日）に放映しました。
渡辺氏は、この間ラジオや新聞等で大飯原発下の活断層の存在について警鐘を鳴らしていた方で、このブログでも紹介してきました。「ワイドスクランブル」では渡辺氏の主張をわかりやすく図示し、大飯原発の原子炉の直下に活断層がある可能性を指摘していました。また、渡辺氏は原発を必要と考える立場の人であることも紹介され、こういう立場の人から大飯原発の安全性への疑義が提起されたことの重みを伝えていました。
大手メディアがこういう形で大々的に放映することの影響力はかなり大きいと思われます。
渡辺氏が述べていることは、実際に調査をして、それが本当に関電の主張通りに活断層ではなければ再稼働に踏み切ってもいいというものですが、裏を返せば、その調査抜きには再稼働をしてはならないということです。そして、再稼働に向けて政治が急ピッチで動いているもとでは、渡辺氏の言うとおりに調査を実施することは、この夏に向けての再稼働にはとても間に合わないということになります。
昨年の夏も今年の冬も、電力が足りない足りないと言いながら、実際には足りていました。今年の夏も原発ゼロで乗り切れたら、もう「電力不足」を理由に原発を運転することはまったくできません。
このタイミングでこの問題を報道した「ワイド！スクランブル」にエールを送ると共に、最後の最後まで諦めずに声を挙げ続けましょう。（鈴）
おおい町と福井県に声を届けよう
http://www.jca.apc.org/mihama/ooi/fukui_mail1205/fukui_mail1205_form.htm
（「美浜の会」のサイトより）
