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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

尹美香[YUN MIHYANG]代表が送る挺対協週間ニュース2015年第32号

2015-09-06 | 「慰安婦」問題

尹美香代表が送る挺対協週間ニュース2015年第32号

 8月24日(月)~ 8月30日(日)

 去る7月の米国クリーブランド、ワシントン、シカゴの巡回キャンペーンに続き、9月に開始して、再びヨーロッパを巡回するキャンペーンに出ます。政府が前に出てうまく処理してくれれば実に良いのですが、日本軍「慰安婦」問題をめぐる環境は、それほど単純ではなく、そのつながりの輪は非常に複雑に絡み合っています。

 私たちが国際連帯活動を続けている理由は、まさにそのように絡み合ったつながりの輪が、日本軍「慰安婦」問題の解決に障害物として作用しているからです。政府が存在するのに、政府の措置を待っているだけではおれないので、当事者たちが、直接、道を作る他にありません。だから私たちは、地球をてくてくと巡って叫びます。・・・てくてくと。考えてみれば、悲しくもありますが、しかし私たちの体に希望を満載し、平和への愛をぎっしり抱いて、行って参ります。戻って来るときは、より大きな希望、情熱を育てて来ます。次の火曜日(9月8日)に出発して、秋夕(CHUSOK)連休初日の26日、仁川(INCHON)空港に到着する予定です。非常に長い日程です。しかし今回は、途中でハルモニと一緒に余裕のある時間を持ちながら、行って来るつもりです。

 今回も、90歳の金福童(KIM BOKTONG)ハルモニが御一緒されます。「やれることは、全てやってみなければ、後で後悔するのではないだろうか。だからこそ、ナビ(蝶)たちも私について来るのでしょうよ。ハルモニ・ナビがこのように力強くお出になるのに・・・」。最後までやってみようと仰るハルモニに申し訳なく、感謝し、尊敬し・・・水曜デモのときにも、ハルモニはお休みなさいませと申し上げても、出て行って初めて力を得るのだと仰り、とうとう日本大使館に向われました。そのようなハルモニを見て、はたして私はあのように出来るだろうかと思わずにはおれません。若い私の我がままが、不平が、泣き言が、恥ずかしいです。

 遠い道のりを行かれるハルモニに、ファースト・クラスではないけれど、ビジネス・クラスの座席を用意しました。今回も、私たちは政府の支援なしに、企業のサポートなしに、海外招待団体の支援なしに、私たち市民の力で行きます。

*欧州巡回行動後援:国民銀行488402-01-240784尹美香(挺身隊問題対策協議会)

常任代表 尹美香 拝

  

8月24日(月曜日)

〇事務所の実務者たちは、週末にゆっくりとした休息時間を余裕あるようには取れずに過ごしていますが、休息の時間は、1週間あるいは数日ずつ持っています。

○ハルモニたちの消息をお伝えします。大邱(TEGU)の李善玉(I SONOK)ハルモニは、ひどく気力が無くて先週入院されましたが、今は少し良くなったそうです。来週ごろに退院しそうだと言います。大邱の李スサン・ハルモニは、近頃食欲が戻って来て、ご飯食を開始したそうです。 9カ月ぶりです。昌原(CHANGWON)の金ギョンエ・ハルモニは耳が聴こえません。・・・ハルモニがどのように過ごすべきか対策を立てなければならない状況です。

○南北が激しく罵り合っていましたが、離散家族再会などのニュースが聞こえて来るや否や、一番最初に、ソウルの禹(U)ハルモニが電話を下さいました。ハルモニは咸鏡(HAMGYONG)道が故郷でいらっしゃるのですが、弟たちと甥たちに会いたいと、離散家族の申請を随分前にしておかれた状態です。電話をして下さり、「尹美香、本当に離散家族に会うことが可能だろうか? また、あのようにしていても、すぐに戦えばどうしよう?」と仰います。

○憩いの場(SHUWIMTO)「平和の我が家」にお住まいの吉元玉(KIL WONOK)ハルモニも、平安(PYONGAN)道が故郷なのです。非常に幼い時、平壌(PYONGYANG)に引っ越しをして、平壌の普通江(POTONGANG)周辺にハルモニの家がありました。赤十字社に申請をしておいたので、離散家族の再会を控えて赤十字社からハルモニのインタビューをしに来ました。故郷の住所、両親の名前、兄たちや姉の名前を確認して行きました。

○中国政府が、第2次世界大戦当時、強制的に連れてこられた朝鮮人日本軍「慰安婦」被害者に関する日本軍戦犯の証言と写真資料などを相次いで公開しつつ、今回は、「朝鮮人慰安婦30人が、日本軍4千人の相手」をしたという内容が盛り込まれている資料を公開したという報道がありました。

○ハルモニたちが海外へ出かけられる度に、健康を見て下さる和暢(HWACHANG)韓医院の洪(HONG)ジョンスク先生が、綺麗な手書きの手紙と一緒に、清拱丹(CHONGONTAN)を金福童ハルモニ、吉元玉ハルモニらに提供して下さいました。特に今回は、尹美香代表とメディア・モング様の分まで、取り揃えて下さいました。

 

8月25日(火曜日)

○2015年下半期の挺対協の活動の補助と、「戦争と女性人権博物館」のボランティアを募集する公告を出しました。

○全国教育大連合「参与の場(CHAMTO)」企画が、「戦争と女性人権博物館」を団体見学して行きました。

○このように美しい学生たちは、教室だけで学ぶのではなく、直接体で学ぶ学生たちです。密陽(MIRYANG)女子高歴史探訪サークルの学生たちが、地域で一週間、日本軍「慰安婦」問題解決のための世界1億人署名運動を展開しながら、募金運動も繰り広げたそうです。・・・300人余りの署名をもらい、これを挺対協に伝えてくれました。そして募金額147,250ウォンは、日本軍「慰安婦」歴史館建設のため、「ナヌムの家」に全額寄付したそうです。

 

8月26日(水曜日)

○1193次水曜デモを行いました。快晴の中、「希望ナビ」の主管で、夏休みが終わったにもかかわらず、多くの学生たちと市民たちが平和路をぎっしりと埋めた中で開かれました。

○いつもより30分先に終わった後、去る8.12世界連帯集会での焚身後、21日に亡くなられた崔(CHE)ヒョニョル先生の追悼式が行われました。

○海南(HENAM)ナビのメンバーたちは、今日、孔点葉(KONG JOMYOP)ハルモニを訪ねてお会いする日です。今日は、他のメンバーたちが別のスケジュールがあって、お二人だけがご一緒しました。

○メディア・モンクさんが、夕方の時間近くに、事務所を訪れ、疲れをものともせずに仕事をしている実務者たちに、美味しい夕食をもてなして下さいました。

○韓神(HANSIN)大心理児童学部の46名など、今日も多くの団体が水曜デモを前後して、「戦争と女性人権博物館」を見学しました。

○全国女性農民会オンニ(姉さん)家庭菜園栄光共同体が、憩いの場(SHUWIMTO)「平和の我が家」に、有精卵、ゴマの葉の薬味漬、刻み葱キムチ、赤タマネギ、アスパラガス、クァリ唐辛子、ズッキーニ、ミニ・カボチャを送って下さいました。お陰様で、ハルモニたちの食卓が、健康で美味しい食卓になりました。

 

8月27日(木曜日)

○2011年8月30日、韓国の憲法裁判所は、109人の被害者が韓国政府を相手に提出した憲法訴願審判請求について、日本軍「慰安婦」問題解決のための外交的努力をしていない韓国政府に違憲判決を下しました。いつの間にか4周年となりました。それで挺対協は、8月28日(金曜日/明日)10時30分に外交通商省前で記者会見を行うことにしました。記者会見の参加団体を組織して、報道機関に報道資料を送りました。

○「戦争と女性人権博物館」の9月月例セミナーを準備しています。今日は、Web広報紙を作って宣伝しました。

 

8月28日(金曜日)

○挺対協は、憲法裁判決4周年を迎えて、韓国政府外交省庁舎前で、午前、平和ナビ、希望ナビ、青年ナビと共同で記者会見を開催し、外交省に、即刻解決策を提示するよう要求しました。

○事務所の実務者たちは、下半期の活動の具体的な計画を議論するために、安城(ANSONG)のヒーリング・センターで、1泊2日のワークショップを開催しました。

 

8月29日(土曜日)

○事務所のワークショップを終え、梁路子(YANG NOJA)チーム長とチョン・ウンジ幹事は休暇を取りました。ヒーリング・センターに残った尹美香代表と金ドンヒ事務局長、安(AN)ソンミ・チーム長、リュ・ジヒョン幹事は、掃除と残りの整理をして、それぞれの別の連帯スペースに移動して、締めくくりをしました。

○月1度ずつ、おかずを作ってハルモニたちを訪ねて来た「国を愛する青年会」が、薬味で味付けした豚肉とキュウリの和え物、片口鰯の和え物を持って、訪問してくれました。真心が詰まったおかずを、ハルモニたちは美味しく召し上がりました。

 

8月30日(日曜日)

○尹美香代表は、日曜日を迎えて、韓国キリスト教長老会清州(CHONGJU)第一教会に来ました。午後1時30分に、「命を生かす講座」に講師として招かれました。ハルモニたちの「ナビの夢」について、1時間程度の講演をしました。 ところで清州地域では平和の碑を建てるための活動が熱心に進められているのですが、都合よく今日の講座に市民推進委員会の方々も一緒に参加されていて、推進委員参加申し込みも受け付けておられました。

○希望ナビのメンバーたちは、今日の憲法裁の判決4周年を迎えて、午前11時から午後6時まで、青瓦台(CHONGWADE)前や、光州(KWANGJU)平和の少女像前や、全州(CHONJU)豊南門(PUNGNAMMUN)広場で、8・30憲法裁判所の判決に関係して、「政府は、日本軍『慰安婦』問題を即刻解決せよ!」という内容の1人デモを行いました。

○「平和の我が家」に、「ミクォンス」〔「鄭鳳株(CHONGBONGJU)と未来権力」というファン・カフェ〕が清掃奉仕にやって来ました。汚れた池の掃除をし、いっぱい伸びた芝を刈り、ひどく生い茂った門の上の葡萄の蔓も綺麗に手入れしたので、「平和の我が家」が非常に綺麗になりました。暑い天気に楽しく掃除して下さった「ミクォンス」の皆さん、お疲れ様でした。

 

最後までお読み下さり、ありがとうございます。挺対協は来週も真心を込めて最善を尽くします。この週間ニュースは、私のブログでも確認することができます。 http://blog.daum.net/hanagajoah/1449

 



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