Lovely London

1996年から2000年まで過ごしたロンドンでの出来事を記録したものです。
2014年のパリとロンドン旅行も記載中

皓介の歯が...(1997/3/8)

1997-03-08 | 事件
3月8日(土曜)の朝、ふと皓介の口の中を見ると、以前からグラグラすると言っていた歯のすぐ後ろに、新しい歯が斜めに生えてきているのを発見。
これは、一大事、早く昔の歯を抜かないと不正交合になってしまうと思い、あわてて歯医者(もちろん日本人)に電話。午後4時にアポを取った。
小雨の中、家族全員でクーパ歯科に行ってみると、そこは普通の一軒家で、入り口の一室が治療室になっているだけの小さな個人病院でした。でも機器も新しいし清潔です。
(カメラを忘れてしまってお見せできないのが残念です。)
先生は、Dr.クーパ(英国人)と順子 クーパの二人で、小児歯科もあるので子供の扱いには慣れている様子。
神妙な気持ちで皓介は治療椅子に座り、診てもらうと、もうほとんど古い歯は抜けかかっているのでこのままにしても大丈夫だ と言われました。全く慌てることは無かったのです。
ところが、歯を全部診てもらうと、大きな虫歯を発見。歯がきれいなのが皓介の取り柄だったのに、なんと言うことだ。
早々、虫歯の治療を行ってもらい、ついでに抜けかかっている歯も抜いてしまうことにしました。
抜いてしまったあとの皓介の間抜けな顔。甘いお菓子を食べることが多いイギリスで、しっかり歯磨きをさせよう(自分もしよう)と決めた日でした。
ちなみに、3日後に来た請求書は£120でした。

愛車に災難が(1997/2/2)

1997-02-02 | 事件

 2月2日、朝6時20分頃、車の防犯アラームのけたたましい音で目が覚めた私は、飛び起きて寝室の窓から自分の車かどうが確認すると、「すわ、何事か!」と階段を駆け下りました。

 玄関のまどから未だ暗い外に誰もいないことを確認して(変質者だと怖いですから)外に出たところ、愛車BMWの助手席のガラスが粉々に割られていました。アラームが鳴って直ぐ駆けつけたので、「窓ガラスだけで済んだか」と思い車内を除くと、CDカセットデッキが丸ごと外し取られ、配線だけが無惨な姿でぶら下がっていました。しばし呆然自失の私

 同僚の田中君の例(彼も先週、窓ガラスを割られ、CDカセットデッキとCDチェンジャを取られた)もあるので、トランクルームを確認するとCDチェンジャは無事でした。

 でも、窓ガラスを割られればその衝撃でアラームが鳴るはずで、まさか1、2分でCDデッキを取るなんてそんなことはできないだろう。鍵をかける(自動的にアラームがセットされる)のを忘れたのかと思い運転席の横を見るとアラームセットの赤ランプが点滅している。犯人はどうやって作業を遂行したのだろうか?

 そこに、出てきた女房が状況を見て「アンビリーバブル!許せない!」と一言。

 家に入って、警察(999)に電話。しかし、このようなトラブルはイギリスでは日常茶飯事だと聞いており、現場検証にやってきたのは1時間後でした。2人の警官は被害の内容を聞いて5分位で帰って行きました。(我が家に取っては一大事なのに・・・・)

 次は窓ガラスを修理してもらうために、保険会社に電話(気が動転していた私は英語理解不可能状態に陥り挙げ句の果てに電話を切られる、気を取り直して再度電話)をしてAUTOGLASSという修理会社を教えてもらい、また修理依頼の電話。2時間後に自宅に行くとのこと。このイギリスにおいてなんと迅速な対応だろうと驚いてしましました。

 ガラスの修理は20分ほどで済みましたが、24時間サービスの彼らの仕事はとても忙しいそうです。修理の最中に3件となり奥さんが、「私の車も窓ガラスとCDカセットデッキのフロント部分(英国のカセットデッキは盗難予防のためにフロント部分が脱着可能なようになっている。その奥さんも私も外していなかった)をやられた。」とやって来て、修理屋に次は自分の所に来るよう依頼していました。

 イギリスに来て初めての災難の遭遇ですが、家族に危害を加えられた訳では無かったのが不幸中の幸いでしょうか。これを教訓に安全管理に対して気を引き締めなければならないと痛感した出来事でした。

割られた助手席の窓
引き出された配線
割られたガラスで一杯のチャイルドシート
うす暗い中での現場検証。(1人は女性)
ポリスカー。
寝室からみた愛車。(こんなに近くなのに!)
車のガラス修理専門サービス
鼻歌混じりで、手慣れた手つき
子供たちは興味津々
「うちもやられたの。」「いやですね物騒で。」