Lovely London

1996年から2000年まで過ごしたロンドンでの出来事を記録したものです。
2014年のパリとロンドン旅行も記載中

96年末のカスカイス旅行 (1996/12/26~31)

1996-12-26 | 旅行

年末は会社の皆が旅行に行くと言うので、黒川一家も子連れ3人ながらポルトガルの海辺の町カスカイス(Cascais)に行って5泊6日を過ごしました。

リスボン空港から車で40分ほど所、コスタ・デ・ソル(太陽海岸)と言うヨーロッパ有数のリゾート地帯の中にカイカイスはあります。岩場の海岸で建物こそスペイン風ですが松林があり、田舎の越前海岸に似て妙に親近感がある土地です。

泊まったのはヴィレッジ・カスカイスというホテルで寝室の他にリビングに2人用ソファーベッド、テーブルがありオーブン付きのキッチンがあり、ミルクや簡単な食事を作るのには便利な部屋でした。

1日目(26日):自家用車でヒースローまで行きました。早く着きすぎてチェックインまでの時間に次男の敦史が崩れてしまう。出国手続きでその場で5枚のカードを記入するこれまた大変。サンドイッチの昼食時に長男皓介が一悶着。免税店でお酒を買って2時20分のリスボン行きのBA(英国航空)に乗りました。5時には快晴のリスボンに着いたけど、ここでも入国審査のカード記入が大変。両替窓口の対応の遅さもあって送迎車(なんとベンツのリムジン)に乗ったのが午後の6時半。その日の夕食はルームサービスで済ませました。

2日目(27日):快晴。ホテルから海までは3分。久々の眩しい太陽と青い海に息子たちもおおはしゃぎ。暖かい陽気の中、灯台、砂浜、船着き場を通ってカスカイスの町まで散策。途中、皓介が波とじゃれ合ってズボンをおしりまで濡らしてしまう。カスカイスは港町の清里といった感じで小綺麗な土産物屋とレストランとホテルが集まっている小さな町。裕美はここで皮製のバッグを購入。お昼は洒落たレストランでエビのガーリック炒めとヒラメの炭焼き料理。白ワイン、アイスクリーム、コーヒーまで付けて締めて12000エスクード(1エスクードは約0.8円)。色々なお店を見て最後にスーパーで夕飯の食材探し。帰りは駅からホテルまでタクシーで帰還。

3日目(28日):昨日と打って変わって雨。ロンドンから引きずっていた風邪がこじれて発熱。どこにも出たくない気分で午前中は部屋でゴロゴロ。お昼はホテルのレストランで。冷たいスープとツナサラダ、スパゲッティはなかなかのお味。午後は、寝ている敦史と加奈子の番を私が引き受け、裕美、皓介は雨のカスカイスへ買い物に。

4日目(29日):ところにより小雨の一日、でも寒くない。風邪は一向に良くならないが、寝ている訳にも行かないのでタクシーを呼んで予定していたシントラへ。シントラは詩人バイロンに「エデンの園」と言わせた緑豊かで美しい町。タクシーは緑深い山道を登ってまず離宮ペナ城に着く。ゴシック様式やバロック様式などをごっちゃにした城の雰囲気は独特で興味深い。あいにく靄がかかり外の景色は全く見えなかったが、城の中は宮殿の立派な丁度品が一杯で外見とは異なって統一されている。礼拝堂もありステンドグラスが美しかった。シントラに戻りガイドブックに載っていた食堂(という雰囲気がぴったり)でお昼を食べる。タコ雑炊、鰯の塩焼き、ステーキを賞味。とんがり帽子の煙突を持つ王宮に入ったが内容は今一つ。王宮の外の土産物屋で裕美が20000エスクードの刺繍製品を衝動買い。寒空の中をシントラ駅まで歩いてバスでエストリル、そこから電車でカスカイス、タクシーでホテルへ戻る。最初からタクシーで帰ればよかったと後悔。

5日目(30日):やっと晴れ。体調も戻りつつある。歩いてカスカイスまで。そこから電車で30分でリスボンへ。リスボンに着くなり登り坂。加奈子を抱いた裕美、敦史を載せたベビーカーで病み上がりの私にはきつい。坂の後は階段。敦史のおしっこのためにレストランに入る。本日のおすすめの(ようだった)魚料理を2品注文。1つはタコの煮付けともう一つは鱈の塩干しを戻した物とジャガイモの炒め物で両方ともとても塩辛くて旨くなかった。名物のケーブルカーに乗りたかったが行き先も金額も分からないので断念。変わりにエッフェル塔と同じ人が設計したエレベータに乗る。最上階の喫茶店での景色は最高。サンジョルジュ城からテージョ河までよく見える。カプチーノとケーキもおいしかった。ホテルに帰ったら今度は皓介と敦史が発熱でダウン。

6日目(31日):出発の日。やっと私は体調がよくなったが、皓介は朝食も食べれないくらいひどくなっている。出発までの時間に一人でホテルの隣のカストロ・ギマラインス博物館に行く。館長が自ら館内を説明してくれたが言葉が聞き取れない。チップを渡すのを忘れてしまいました。ゴメン。少し雨の中、女性ドライバの運転で空港へ。ゆっくりと英語を話してくれるので助かる。空港では残念なことにお酒・食べ物屋の免税店が閉店。2時40分の飛行機でロンドンへ。夕刻ヒースローに到着したが、ロンドンの寒さは想像を遥かに越えていた。BMWのエンジンは調子よくかかったが車内が暖まるまではなかなか発進できなかった。

正月3日間、私以外の家族全員は高熱の風邪で寝込んでしまいました。

ホテルのベランダからの風景 陽が燦々の浜辺で。
後ろがホテルです 灯台が見えます
日向ぼっこは気持ちいい 地元漁師が舟を運んでいます
海に沈む夕日は久しぶり 高熱でお父さんはダウンです
子供たちはソファベットで 小雨の中、タクシーでシントラへ
右上にかすかに見えるがペナ城 敦史も頑張って登ります
霧にけむった城 色々なところが修理中です
この中を歩いてきました 壁にタイルが埋め込んであります
手前が鰯の塩焼きで奥がタコ雑炊 野菜スープもやさしい味です
宮殿の前にて 後ろが谷になっています
山の上がムーア城跡 宮殿の中、壁にはぎっしりとタイル
宮殿の前で、観光客が多い 晴れるときれいなんだろう
湧き水を多くの人がタンクに詰めて帰ります カスカイスまでの電車の中、左は海
ホテルの中 とうとう息子たちもダウン
アズレージョの壁が見事 周りは植物園
灯台を望む 中庭です
 
 

サファリパークとアンティークショップ(1996/12/8)

1996-12-08 | レジャー
12月8日(日)に小雨の中、高速を北に飛ばして1時間のWoburnという町(村?)にあるサファリパークに行って来ました。
入場料は大人£5.5(1000円ぐらい)で3才以上の子供が£4.5とそれほど高くはありません。
群馬のサファリパークなどと違って広大な敷地を草食動物や肉食動物などの 地区に区切って、ゆったりと動物を放し飼いにしています。
おもしろいことにアシカまで飼っている様で水槽がありましたが、冬季閉鎖となっていました。
室内で子供が遊べるアドベンチャーパークもあり、2人の息子は大はしゃぎでした。
サファリパークを出て高速に向かおうとして迷い込んでしまったのが、Woburn Abbeyという所。
入って見たらとても広い公園で非常に美しい公園でした。
そこにはなんと無数のシカが遊んでおり、思わず「ロンドンの若草山だ!」と叫んでしまいました。
Abbeyとは修道院のこと(帰って調べた)。
その公園の中央に修道院があり、その半分を改造してアンティークショップにしていました。
2階建てで30数室のガラス張り部屋の中には、多数の売り物のアンティークが飾ってあり、ベルをならすと係員が来て物を見せてくれます。
勝手に触れないないようになっているので子供連れでも安心です。
そこで、1860年製で手画きの(本当かな?)ミントンの絵皿を2枚購入しました。(値段はご想像におまかせします。)

Lovely-London地図


クリスマスツリーが我が家にやって来た(1996/12/3)

1996-12-03 | 日常生活
クリスマスも近づいて来たので、子供のためにクリスマスツリーを買いました。

高さが5.6feet(約160cm)となかなか立派なツリーです。



てっぺんには電球をはめ込んだ金の星
その下には竪琴を持った天使
金のチェーンでぐるぐる巻いて
その周りには140個の電飾(チカチカ間隔を5段階に変化)
25個の金のボールをぶら下げました。