地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

本当の愛 10/01/28

2010-01-28 18:51:16 | 今日の御言葉 (365日 前編)
あなたがたは神に選ばれ、聖なる者とされ、
愛されているのですから、
憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、
寛容を身に着けなさい。

(『コロサイの信徒への手紙』 3章12節)




真の愛とは、どのような愛でしょうか。

真の愛の本質は、受けようという愛ではなく、
人のために、
全体のために先に与え、
“他者のため”に生きようという愛です。

与えても、
与えたということすら記憶せず、
絶えす与える愛です。
喜んで与える愛です。

母親が赤ちゃんを胸に抱いてお乳を飲ませる、
喜びと愛の心情です。
子供が父母に孝行して喜びを感じる、
そのような犠牲的愛です。

神様の人類創造がそうであったように、
何ら見返りを期待せず、条件も付けずに与える、
絶対、唯一、不変、永遠なる愛の創造です。

真の愛は、公益性をもつ無形の秩序や、幸福の根源です。

真の愛は、宇宙の源泉であり、宇宙の中心、
宇宙の主人を生み出してくれる愛です。

真の愛は、神様の根であり、意志と力の象徴でもあります。

したがって、真の愛で結ばれると、
永遠に一緒にいてもただうれしく、
宇宙はもちろん神様までも引っ張ればついてくる愛です。

堕落の末裔(まつえい)である人間がつくった、
国境の壁、人種の壁、さらには宗教の壁までも、
永遠に終わらせ得る力が、真の愛の価値です。

したがって、天国に入るのに絶対に必要な条件が、
正に「他者のために生きる人生」、

すなわち真の愛の人生なのです。