わずかなパン種が練り粉全体を膨らませるのです。
『ガラテヤの信徒への手紙』 / 5章 9節 新約聖書 新共同訳
私たちのすることは
大海のたった一滴の水に
すぎないかもしれません。
でもその一滴の水が
あつまって
大海となるのです。
マザーテレサ 『マザーテレサ愛のことば』より
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(写真) マララ・ユスフザイさん[ロイター]
イスラムの救国の英雄 “ジャンヌダルク”であって欲しい
【ノーベル平和賞の候補に】 銃撃のパキスタン少女
■産経新聞2013年2月2日 22:47
フランス公共ラジオは2日までに、パキスタンでイスラム武装勢力による女子教育への抑圧を告発して銃撃され、英国で治療を受けている少女マララ・ユスフザイさん(15)が、2013年のノーベル平和賞の候補になったと報じた。
フランスやカナダ、ノルウェーの国会議員がノルウェーのノーベル賞委員会に推薦したという。推薦は2月1日に締め切られ、同委員会が10月に受賞者を発表する。
マララさんはイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の残虐行為などをブログで告発し、昨年10月、下校途中にTTPに銃撃された。英国に搬送され、手術や治療を受けて順調に回復。1月上旬、いったん退院したが、近く頭部の再手術を受ける予定。
(共同)
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★銃撃されたパキスタンの15歳少女
「指導者になりたい」
■産経新聞2012.10.25 14:36
女性の教育を受ける権利を公然と主張し、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」に銃撃されたパキスタンの女学生、マララ・ユスフザイさん(15)。事件の後、欧米メディアも大きく取り上げた彼女は今年2月、イスラマバードで直接取材したとき、「将来は国家を正しい道に導き、国民に正直で、国民の痛みがわかる指導者になりたい」と語っていた。
マララさんの名前が広く知られたきっかけは、英BBCのウルドゥー語放送で2009年1月から4カ月にわたり伝えられた「パキスタン女学生の日記」というブログだった。
ユスフザイさんが住んでいたパキスタン北西部スワト地区は当時、TTPが勢力を振るい、治安情勢は国内で最も深刻だった。BBCは現地の様子を世界に伝えたいとして、私立学校の校長を務めるマララさんの父に女性教員の協力を要請。しかし、みな尻込みしたため、マララさんが担当することになった。
仮名での連載だったが、だれが“執筆者”かはやがて知られるところとなり、TTPはFMラジオなどを通じて頻繁に脅迫。「娘をこんな目にあわせる父親が悪い」との批判も出たが、マララさんは当時の取材で、「当たり前のことをいって何が悪いの?」と話し、逃げも隠れもしなかった。
スワト地区のTTPは09年春、国軍の掃討作戦でアフガニスタン側に逃走した。マララさんはこうした情勢を振り返り、「タリバンがあのまま居座り続ければ、外国部隊がスワト地区に駐留して、アフガンのようになりかねなかった。そうならないようにできることはすべてやろうと思った」と話していた。
ブログは、マララさんが携帯電話で学校での出来事や暮らしぶりを報告した内容が掲載された。同級生らの勉学への強い意欲や家族が抱える不安などが率直につづられた。
マララさんは現在、英国で治療中。TTPは、スワト地区に戻れば再び命を狙うと宣言している。
(田北真樹子)
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