https://m.youtube.com/watch?v=R7ilGGkne-I
わたしの兄弟たちよ。
あなたがたが、
いろいろな試錬に会った場合、
それをむしろ非常に喜ばしいことと
思いなさい。
あなたがたの知っているとおり、
信仰がためされることによって、
忍耐が生み出されるからである。
ヤコブの手紙 1章2-3節 (新約聖書 口語訳)
★ローマ法王が「タブー」にメス!
★産経新聞2014年10月6日 19:38
▲ローマ法王フランシスコ(ゲッティ=共同)
【ベルリン=宮下日出男】「家庭」のあり方が多様化する中、ローマ法王フランシスコがカトリック教会としての対応の検討に本格的に乗り出した。離婚や同性婚をタブーとする教義と、信者の生活実態の溝への対処は教会の大きな課題。5日には世界各地の教会の代表者らを集めた会議が始まり、法王は会議での議論を取り組みの一歩としたい考えだ。
カトリックの総本山バチカンでは5日、「世界代表司教会議(シノドス)」の臨時総会が19日までの日程で開幕。法王は開幕ミサで「神は家庭を気遣うよう求めている」と強調した。
提起された問題を討議して法王に意見を具申するシノドスは昨春に就任した現法王の下で初開催となる。数年ごとの通常総会と別に約30年ぶりの臨時総会として招集され、世界の高位聖職者約200人と、専門家や信者夫婦らが参加した。
カトリックは同性婚や人工中絶、特殊事例を除く離婚を禁じる。だが、近年は同性婚や中絶は信者にも広まっており、会議前に世界各地の教会に行ったアンケートでは、現場の聖職者が対応に苦慮している実情が浮かび上がったとされる。
法王は会議で教義と実態の乖離(かいり)について協議したい考え。ただ、カトリックの重要儀式の一つ「聖体拝領」を従来は禁じられてきた離婚・再婚者に行う是非が焦点とされ、同性婚などを認めることはないとの見方が大勢だ。同性婚カップルの養子らへの洗礼の可否を議論する可能性もある。
法王自身も禁じられた行為を認めないが、そうした人々への差別的待遇は問題視してきた。バチカンで先月開かれた結婚式には婚姻前の性交渉はタブーとされるにもかかわらず、結婚前から子供のいる夫婦も招かれ、注目された。
ただ、教義にもかかわる微妙な問題だけに、議論がすんなり進むかは予断を許さない。法王に近い枢機卿が「根本的変化」の必要性を訴えるのに対し、保守派の枢機卿らは従来の規則の重要性を主張。改革派に対して「法王を代弁するようで驚いた」と批判し、会議前から火花を散らした。
議論は来年に予定されるシノドスの通常総会まで続くとされ、法王は改革にも幅広い合意を得たい考えといわれる。このため5日には「会議は美しく賢い考えを討議したり、誰がより知的かを決めたりするためのものではない」と建設的な議論を呼びかけた。
(2014.10.6 19:38)
★同性愛者への「寛容」表現を削除 バチカン司教会議、保守派猛反発で - 産経ニュース
◆産経新聞 2014年10月19日 20:38更新
「世界代表司教会議」臨時総会で、高位聖職者らに語りかける法王フランシスコ=18日、バチカン(AP)
【ベルリン=宮下日出男】バチカンで5日から開かれていたキリスト教カトリックの「世界代表司教会議(シノドス)」が19日閉幕した。同性愛者への寛容な態度の是非をめぐり激しい議論が行われたが、最終的な同意を得られず、教会のタブーに関わる問題の難しさが浮き彫りになった。
会議では18日、議論の最終報告書が公表された。同性愛者については「敬意と思いやりを持って迎えるべきだ」との項目が盛り込まれた。しかし、この項目を承認するかどうかの採決では、半数以上が支持したものの、承認に必要な3分の2以上には届かなかった。
13日に公表された中間報告は「同性愛者にもキリスト教社会に寄与する才能と資質がある」「教義に妥協せず、彼らの居場所を保証できるか」と強調。同性愛者団体からは教会の姿勢転換への「大きな前進」などとの期待が高まった。
だが、教義に忠実な保守派は「教会史上最悪の文書の一つだ」などと激しく反発し、最終報告書では一連の文言は修正または削除された。
会議では原則として禁じられている離婚・再婚者への柔軟対応を示す項目も承認されなかった。ただ、教義と現実社会の乖離(かいり)への対応に向けた議論は今後も続けられる方針だ。会議を招集した法王フランシスコは18日、「活発な議論がなければ、心を痛めていただろう」と述べ、忌憚(きたん)のない意見交換に謝意を示した。
(2014.10.19 20:38更新)
https://m.youtube.com/watch?v=R7ilGGkne-I