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映画「パパラッチ」

2006年02月10日 | 映画
メル・ギブソンが製作をした映画。
パパラッチに怒り心頭のギブソンがドキュメンタリータッチで告発したシリアス映画かと思いきや、途中からはヒーロー映画さながらのハリウッド映画になり飽きないつくり。

映画開始当初は、スターだけでなく家族を追い回し、わざと挑発をしてスクープを作り上げるいやーな奴らという感じなのだが、しまいにはエスカレートして事故を起こさせ、子どもまでも瀕死なのに写真を撮り続けるシーンがあり、ダイアナさんの事故を彷彿とさせる場面が。しかも一般人まで巻き込んで死亡させ、自分たちは逃げてしまう。これはヒドイ!殺人事件じゃん!たぶんこのシーンで、無名の一般人は怒り心頭になると思うよ。

スター夫婦の子供が意識不明の重態になったことから、主人公のアクションスターの映画さながらの復讐劇が始まるのだが…スターはいくら憎いパパラッチとはいえ、殺しても罰せられないの? という疑問がラストに湧いてくる。つまり、途中から勧善懲悪ヒーロー的または西部劇的に「オレが掟だ」ということらしい。
それだけギブソンその他のハリウッドスターの怨念がこもった映画ということか。

主人公は精悍な2枚目でこれから伸びそうな役者さんでした。また、刑事役のおじさんが、よく映画のわきで見かける方で、いい味出してましたよ。
4月初旬に公開予定とのこと。

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