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映画「ビヨンド・ザ・シー」

2006年02月21日 | 映画
昨年公開時はあまり話題にならなかったが、作品評がヨイので見て観た。
シナトラは知ってるけど、ボビー・ダーリンというエンターテナーは知らなかったなー。けれど、劇中歌の「マック・ザ・ナイフ」や「ビヨンド・ザ・シー」は聴いたことがある有名曲。アメリカでは超有名なのでしょう。

このダーリン役にケヴィン・スペイシー。ほんとにハリウッドのスターがすごいと思えるのは、演技派だけではなく、ダンサーやシンガー並みに踊って歌えるということ。
今回はラストにタキシードに身を包み、ダンサーたちを従えてケヴィン・スペイシーが踊るのが圧巻です。まるでコーラスラインかフォッシーか。
以前、「ディア・ハンター」や「デッド・ゾーン」のクリストファー・ウォーケンがキンキラスパンコールのスーツを着てステッキを持ち、ダンサーズを従えて踊り歌っていたのを見、驚いた!の一言でしたが、らしくない人ほど一流の踊りと歌を身につけてるんだよね。

内容的には、先日観たエルヴィス・プレスリーのドキュメンタリーに共通する部分があって、いつも取り巻き連中が自宅にいるので、2人になれると思って結婚した奥さんと、やがて軋轢が生まれてしまったという点。
そして、何かに救いを求めようとする点。エルヴィスは薬で、ダーリンは政治だった。そして、最後は病気で…。
スターってツライね。

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