働き方コンサルタント 椎葉怜子のブログ

株式会社ルシーダ代表。理性と感性のキャリアカウンセラー。
テレワーク、女性の働き方、起業が専門。

「女性のための働き方“発見”セミナー」を実施しました

2011年11月24日 | 【女性の働き方】
先日、国際石油開発帝石労働組合様よりお声掛けいただき
国際石油開発帝石株式会社様(以下、INPEXさん)で働くアラサー世代の
女性社員向けに「女性のための働き方”発見”セミナー」を
実施させていただきました。

セミナーでは、社内での女性の横のつながりをつくり、仕事とプライベートを
両立しながら、いきいきと働き続けられるイメージを持てるようになるための
講義とワークショップを行いました。



「エリアスタッフ(いわゆる一般職)」と「グローバルスタッフ(いわゆる総合職)」
の両コースの方々が参加して下さったのですが、属するコースによって
「仕事に求める価値観」や「ワークショップでのアウトプット」、「仕事の悩み」が
大きく異なることが印象的でした。

アンケートを拝見すると社員同士で普段話さないような仕事の悩みを共有できたこと
に意義を感じて頂けたようです。
INPEXさんは、女性比率が2割弱。石油系の業界では珍しいことではないようですが、
少数派だからこそ、女性同士で情報交換をして、女性ならではの働き方を発見、
模索していく必要性を強く感じました。



セミナー終了後には、残って下さった参加者の皆さんと意見交換をさせて
いただきました。アンケートでは見えてこない本音を聞かせていただけて
有難かったです。

参加者の皆さんとはまたゆっくりお話ししたいなぁ。

11月備忘録

2011年11月24日 | 日記
11月も残すところあと数日となりました。
今月は、企業研修や大学での講師をつとめさせていただく機会が
集中したため、土日関係なくその準備に没頭していました。

大学での講義や社会人女性向けの研修は、12月、1月も予定が入っており、
そのための準備はこれからも続くのですが、少しだけ間があいたので、
11月の備忘録をまとめておきたいと思います。

・社員の秋月が育休から復帰して1年経ちました
 1年経った現在は、産休に入る山藤の仕事もがっつり引継ぎ、
 時短勤務の中で、凄まじいスピードで仕事をこなしてくれています。
 子どもを育てながら仕事をする女性は、限られた時間の中で
 あらゆることをこなすため、仕事が早くなると聞いていましたが、
 秋月がまさにそれですね。効率の良さ、見習います!

・副社長の山藤が(ほぼ)産休に入りました
 年末に出産予定の山藤が出産準備のため産休に入りました。
 出社できるようになるのは、春先になりそうです。
 産休に入るぎりぎりまで仕事が忙しかったので、産休中は
 ゆっくりしてもらいたいと思っていましたが、もしかして
 数週間後にはママになるかもしれないとのこと。元気いっぱいの
 赤ちゃんが生まれますように!



先週、山藤の産休前の最終出社日にみんなで「山藤さんお疲れ様&安産祈願」のランチをしました。
打合せに来ていた、gooランキングの村山さん(向かって左の男性)も同席して下さり、楽しい時間を過ごしました。

山藤も産休に入り、ルシーダ内は忙しさであたふたとしていますが、
大学生の加藤さんが11月末までの予定を12月末までインターンを
継続してくれることになったり、内定を獲得したルシーダの元インターン生が
入社までのウォームアップとしてインターンに戻ってきてくれることが決まったり、
頼りになる人たちに助けてもらいつつ、なんとか仕事をこなしています。

12月は、年末ならではのイベントや飲み会で土日を含めすでに予定がいっぱい。
風邪をひいて倒れないように、笑顔で元気に過ごすことが12月の目標です。

【大学講義】東洋英和女学院大学さんで就活対策講義を行いました

2011年11月22日 | 【大学講義】
昨日、東洋英和女学院大学国際社会学部の中岡教授の2年生、3年生
それぞれの公開ゼミで就職活動対策についての講義をする機会をいただきました。

各ゼミでは、
○人気企業への応募者数と内定者数の実態
○コース別採用(「一般職」「総合職」)の現実
○女子学生ならではの注意点
など、あまり知られていない就活の現実や具体的な対策についてお話しました。

2年生向けの講義では、個人ワークとして、就活をはじめるまでの1年間、
自発的にどんなことを頑張りたいか、「目標設定」を行ってもらいました。
このゼミの2年生は、とびきり元気。
前向きな目標がたくさん書き出されていきました。

講義前は、女子大なので、いずれは専業主婦になりたいという女の子が
多いのかしら・・・?と思っていたのですが、
「大学を出たら、きらきらとがっつり働きたい!」という子が大半。
講義後も学食に大勢の学生さんが集まってくれて、とても楽しい時間を過ごしました。

3年生向けの講義では、自分のアピールポイントを探すための「自己分析」に
トライしてもらいました。3年生は、ほとんどの子がすでに就職活動の対策を
はじめており目がとにかく真剣。2年生の雰囲気との違いに、「わたしは何か
マズイことを言って3年生たちの反感を買ってしまったようだ!」と
ハラハラしながら話していたのですが、講義後に感想をきいたら、初めて聞く役に立つ
内容が多くて、とても参考になりました、と笑顔で言ってもらえました。

昨日の公開講座に参加してくれた学生さんたちは、「自分はこうしたい」という
意志をしっかりもっており、大変頼もしかったです。
なでしこ女子の活躍に大いに期待です。

夜は、公開ゼミに参加してくれたアメリカでの就職を予定している4年生の
冒険心溢れる女の子と徹夜明けの中岡先生とで、打ち上げに。
がんばった後の素敵な人たちとの食事は格別の美味しさでした!

11月「ごほうび朝食会」を開催しました

2011年11月17日 | ごほうび朝食会・読書会
先日の日曜日に、青山のDONQで「ごほうび朝食会」を開催しました。
この日は総勢12名の女性にお集まりいただき、話に花を咲かせました。



1月末に講師をつとめさせていただいた「目標”発見”セミナー」
参加者の方にもお越しいただくことができました。

(わたしの場合、お話する機会をいただく時、参加者の方々とは
上下関係のない、友だちのような長い付き合いができるといいな、
と思いながら話をしているので、セミナーの後にこうして再会
できるのは、心底嬉しいのです。)

今回の朝食会では、「手帳」について情報交換を行いました。
参加者の方のうちのお二人は、紙の手帳を持ち歩かず完全にデジタル管理
を行っていらっしゃるということでした!

個人的には、今使っているフランクリン・プランナーとの相性が良いので
当面デジタル化の予定はないのですが、山藤が産休に入り、復帰後も拠点が
栃木になるため、社内のスケジュール管理や情報共有は、どこからでも仕事が
できるようにオンライン対応を進めています。

わたしのテーブルでは、産休や育休、時短の社員が出た場合、他の
スタッフに仕事のしわ寄せが集中しないように、溢れた仕事を
パートさんを活用してこなす方法も紹介され、「女性の”働く”」に
関する前向きな発想を得ました。

山藤のテーブルでは、スピリチュアルな話も話題になったようです。
★山藤のレポートはこちら


今年最後の12月の「ごほうび朝食会」は、六本木のローダーデールで開催します!

○日時:2011年12月11日(日) 10:00~11:30
○場所:ローダーデール(六本木)
○詳細&お申し込みは こちら  

【大学講義】拓殖大学さんで就活対策講義を行いました

2011年11月15日 | 【大学講義】
昨日、拓殖大学商学部の潜道教授の3・4年生のゼミで
わたしの起業に至るまでの道のりや就職活動の進め方について
講義をする機会をいただきました。

商学部ということもあり、この日の参加者の8割方が男子学生。
ふだん男子学生と接することはほとんどないので、怖い感じの学生が
多かったらどうしよう・・・と心配していましたが、
元気で爽やかな雰囲気の男子ばかりでした。

講義の後は、質疑応答タイムでしたが色々な質問が出て盛り上がり、
授業終了後も学生さんたちとあれやこれやと話をしてきました。

女子学生からは、「女子でも総合職になれるのですか?」とか
「一般事務を希望していたけれど、もっとチャレンジしてもよいと
思いますか?」などの質問が。

答えはもちろん、「YES!!」です。

質問に来てくれた男子学生の皆さんも、最後には将来への夢や希望を
語って、笑顔になってくれて嬉しかったです。


大学への出張ゼミや講義は、お陰さまで年内いっぱい続きそうです。
色々な大学で、話をさせて頂く機会をいただくことができて、
大変ありがたいです。

私は私で、学生さんたちに就職活動のことを分かりやすく話が
できるよう試行錯誤しながら準備を進めていきます。

身近な国、シンガポール

2011年11月09日 | 日記
自分が大学生だったころは想像だにしませんでしたが、
いまやシンガポールがすっかり身近な国になりました。

山藤のブログにもありますが、先日、大手監査法人を退職して
シンガポールの企業に転職を決めたOさんとランチしました。

Oさんとは、これまでも「ごほうび朝食会」やプライベートでの
集まりで仲よくしてもらっていたのですが、突然の大きな決断にびっくり!

なんといっても、転職先がシンガポールですよ!
しかも、正社員としての転職なのでシンガポール滞在期間も無期限!
リスクを取った分だけ、彼女のキャリアはさらに飛躍していきそうです。

日本は法人税が高く企業活動には不利な面が多いため、
税金対策などの理由からシンガポールに会社を設立する日系企業が
増えています。

グローバル企業のアジアの拠点も日本からシンガポールに移され、
30代の働き盛りの友人、知人はシンガポールに赴任しており、
それが珍しいことではなくなりました。

日常的にも、子供の留学先としてシンガポールを候補に挙げる方や、
転職先をシンガポールにしようとされる方の話を聞くことがあり、
これからも日本からシンガポールに人がどんどん流れていきそうな気配を感じます。
わたしも来年は(観光で)行ってみたいと思います♪

大きな決断をされたOさんに拍手を送りたいです。

親と子で勝つ!就活(週刊 東洋経済)

2011年11月02日 | 日記
電車の中吊りを眺めていたら、ギョッとする言葉が飛び込んできました。

で勝つ! 就活



こうしたタイトルに煽られて、子どもを採用してくれない企業に文句を言う
”モンスターピアレンツ”や子どもを有名企業に就職させるために
あれこれ干渉しすぎる”就活ママ・パパ”が増えるのではないかと、
恐怖が頭をよぎります。

いったい、どんなことが書かれているのかと思い雑誌を購入しました。

そんな心配をよそに、東洋経済さんはマトモでした。
特集では、現在の就職活動の状況がよくまとめられており、読んでいて非常に
納得感がありました。
気になる「親と子で勝つ!」の部分についても、親の誤った干渉に待った!を
かけるような内容になっており、好感が持てました。
このタイトルは、あくまでも、雑誌を買わすための「釣り」ですね。
表現が上手いと思いました。

少し脱線しますが、ちょっと前の「女性はなぜ出世しないのか」もタイトル買いでした。
内容もバランスよくまとめられておりオモシロかったです。



いまの親世代と子供の世代の就職活動は、状況が全く違います。
親世代は、好景気の時代に苦労せずに大企業に就職されたお父さんや、
就職経験がないまま専業主婦になられたお母さんが少なくありません。

20年前とは経済の状況が大きく変わっています。
それなのに、子供がやっと獲得した大企業以外の企業への内定に対して
よく頑張ったと認めるどころか、否定的な態度をとってしまう親御さんも
いらっしゃるようです。

この雑誌の「親と子で勝つ!」というメッセージには、親が現在の
就職活動がどういうものかを理解して、子供の負担になるような
言動を控えましょうと提案しているようにも思えます。

親御さんが子供と一緒に企業説明会に同席したり、子供の代わりに企業に
説明会の欠席電話をかけたりするのは、かなり怖い状況です。

*****************************
わたしの場合は、在学中にNPOで働き始め、その後は創業まもない
ベンチャー企業に就職しましたが、親の反対はありませんでした。

大学の後輩からは、「大企業じゃないと親が許してくれなさそう
なのですが、椎葉さんは反対されなかったのですか?」と質問
されることがあります。

わが家の場合は、両親が自営業で地域密着型の働き方をしていたので、
むしろ大きな組織で働くことの方が、親も私もイメージが湧きにく
かったのかもしれません。

総合職は結婚できない!?

2011年11月01日 | 日記
11月といえば私にとっては真冬のイメージでしたが
今年は異例の暖かさですね。寒がりには嬉しい限りです。

さてさて、わたしは連日のように学生さんに会って就活の悩みを
聞かせてもらっています。

今年の大学3年生の就職活動は12月から本格化ということに
なっているので、今は何も動いていない学生さんの方が多そう
ですが、外資系メーカーや金融、コンサルの採用活動はすでに
始まっており、いわゆる上位校の学生はすでに就活まっただ中
です。

学生さんの悩みは十人十色ですが、大学に関係なく女子学生
からよく相談されるのが「総合職だと忙しすぎて結婚できないので、
一般職にしようかと迷っている」
という悩みです。
早稲田や慶應といった、これまで総合職を選ぶのが当たり前と
思われていたような、いわゆる上位校の女子学生ですら
本気で悩んでいるようなのです。

昨年、この悩みを初めて聞いたときはびっくりしましたが、
「総合職=忙しすぎる=結婚できない=子どもを産めない」
という構図が出来上がっているようです。

「ごほうび朝食会」や働く女性向けの研修などを通じて、大勢の
働く女性にお会いしてきましたが、結婚の時期は一般職や総合職に
全く関係ないと思います。

わたしの周りには、正社員でバリバリ働きながら結婚生活や子育て
をエンジョイされている方や、シングルで仕事もプライベートも
充実した人としてとても魅力的な方々が多いのですが、学生さんの
目に映る社会の姿は、そうではないようです。

日本にて、女性が働く環境は少しずつよくなってきていますが、
これから社会に出る女性には、働くことが暗い未来につながる
ように見えてしまっているのだとしたら残念ですね。

学生さんの就職活動や、キャリアデザインをサポートする役目としては、
「仕事のやりがいや楽しさ」といった働くことのポジティブな面も
見てもらえるように、働きかけることが必要であると強く感じています。

そのためには、わたし自身が、「いっぱい仕事をしているけどこの人楽しそうだ!」
と思ってもらえるようにならないといけませんね(^^)