昨日の参議院議員選挙。
焦点は、
与党の自民党と公明党が過半数を取れるか、
改憲勢力が3分の2を確保できるか、
という点で、
事前の新聞の予想が
「自民の大勝」を出していたので、
これはメディアの陰謀ではないか、
自民支持層が「なら、投票に行かなくてもいいや」
と思わせる作戦ではないか、
と疑ってしまったが、
結局、新聞の予想どおりになった。
もしかしたら、安倍さんの事件が
棄権予備軍を投票所に向かわせたのかもしれない。
個人的関心としては、
立憲民主党がどれだけ負けるか、
野党第1党を維持できるか、
社民党が無くなるか、
新興勢力の参政党が議席を獲得するか、だった。
結果は
自民党が8増の63、
公明党が1減の13で、
改選数69を7上回る76で快勝。
改憲勢力も維新・国民民主を合わせて93で、
新勢力は177と、3分の2を取ることになった。
立憲民衆党は6減の17。
もっとボロ負けするのかと思ったが、意外。
ただ、1人区では、4勝28敗と惨敗。
比例では維新の後塵を排し、
比例野党第1党を確保できなかった。
社民党は比例で福島瑞穂党首が当選した上、
得票率2%を確保して、政党要件を満たしてしまった。
こんな政党に投票する人がまだいるんだね。
参政党は比例で1議席を確保。
得票率2%で、政党として認められにことになった。
自民党・公明党の与党が強いことは確かだが、
積極的支持の人は少ないはず。
かといって、野党の体たらくを見れば、
野党、特に立憲民主党には投票したくない、
そういう勢力が、
新興の参政党に向かったものと思われる。
3年後の参議院議員選挙、
それ以前に総選挙があれば、
参政党は伸びるだろう。
残念なのは、辻元清美が復活してしまったことで、
衆議院で落選したから、
今度は参議院で、とは、
恥知らずだと思うが、
元々恥知らずなのだから、当然か。
もう一つ残念なのは、
山本太郎と福山哲郎が当選してしまったことで、
もう少し維新には頑張ってほしかった。
岸田政権はぴりっとしないが、
当分は国政選挙のない「黄金の3年間」を迎える。
「遣唐使」ならぬ「検討士」の岸田首相が、
検討の結果、韓国に変な妥協することがないように
監視しなければならない。
それと、安倍さん銃撃の犯人の動機が明らかになるにつれ、
宗教団体への恨みのとばっちりだったと分かってきた。
その結果、安倍さんの死が貶められることがないように願いたい。
振り返ってみれば、
安倍さんは
「日本を取り戻す」という方針で
ぶれることがなかった。
それが、
日本が強くなることを望まない人たちにとっては、許すことができず、
安倍さんを悪しざまに言ったのだ。
朝日新聞の動向を見れば、それがよく分かる。
もはや理論理屈ではない、
DNAレベルでの反日の暗い情念の人々が日本には存在する。
安倍さんの方針が正しかったことは、
歴史が証明するだろう。