空飛ぶ自由人・2

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映画『セキュリティ・チェック』

2024年12月21日 23時00分00秒 | 映画関係

[映画紹介]

Netflix の映画は当たり外れが激しいが、
これは、「当たり」

ロサンゼルス空港で保安検査の仕事をしているイーサンは、
警察の採用試験に落ちて鬱々とした日を過ごしていた。
そのイーサンに災厄が降りかかる。
客から渡されたイヤホン越しに司令されたのは、
ある乗客の荷物を見過ごして通過させろというのだ。
荷物はロシアが作った神経ガスで、
飛行機に手荷物で持ち込み、
空中で爆発させて、墜落させようというのだ。
そうでなければ、空港で爆発させ、
何万人も犠牲者が出るという。
命令に従わなければ、
同じ職場で働く妊娠中の恋人を殺すと脅迫する。
イーサンは、何とか同僚に事態を知らせようとするが
ことごとく阻止される。
接触してきた犯人と虚々実々の駆け引きと知恵比べが始まる・・・

クリスマス休暇で賑わうロサンゼルス空港が舞台というのが新鮮。
まさか空港の現場で撮影許可が降りるはずもなく、
セットを組むか似た建物で撮影したとき思われるが、
沢山の乗客が行きかう空港の様子が
スケール感大きくリアルに捕えられている。
荷物配送レーンの場所はああなっているのかと驚きもある。
そして、飛行機の荷物格納庫も。

傷心のイーサンが初めの方では頼りないが、
次第にたくましくなっていくのも面白い。
途中、市警で捜査する女警察官のくだりが出て来るが、
疾走する車中での格闘のカメラワーク、
衝突し、横転する車中の撮影はどうやったのだろう。

巨大な陰謀に一人で立ち向かうというのは、
「ダイハード」を思わせるが、
ハラハラドキドキは最後まで継続する。
伏線回収もちゃんとするし、
ラストのオチもなかなかのものだ。

イーサンを演ずるのは、「キングスマン」のタロン・エガートン


恋人役はソフィア・カーソン
犯人役はジェイソン・ベイトマン
監督はジャウム・コレット=セラ
脚本はT・J・フィックスマンマイケル・グリーン

Netflix で12月13日から配信中。
劇場で公開してもよかったと思うが、はて。

                                        



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