空飛ぶ自由人・2

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国立競技場に行って来ました

2023年08月19日 23時00分00秒 | 様々な話題

昨日は、朝からここ↓へ。

正面にあるのは、東京体育館

リニューアルされて、こんな不思議な形になりました。

設計者は幕張メッセと同じ方だとか。

少し歩くと、見えてきました。

本日の目的地、国立競技場

2020年(実際は2021年)東京オリンピックでは、
オリンピックスタジアムとして、メイン会場に使用されました。

かつての国立霞ヶ丘競技場陸上競技場(旧国立競技場)が老朽化したため、
東京オリンピック・パラリンピックの主会場とすることを念頭に、
2012より建設事業に着手。
2016年12月に着工し、
2019年11月に竣工。
私は旧国立競技場には入ったことがありますが、
新国立競技場は初めて。
パラリンピックで抽選に当たりましたが、
ご存じのとおり、無観客になりましたので、
ついに、今日になりました。

入場時間にはまだ間があったので、周囲をぐるりと回ってみました。

2012年にデザインコンペの結果、
ザハ・ハディド氏の案↓が最優秀賞に決定したものの、


総工費が2520億円に膨らむなどの問題から
改めてデザインコンペが行われて
隈研吾さんのものが採用されました。


周辺(明治神宮外苑)との調和を目指した
「杜のスタジアム」のコンセプトを掲げ
「自然に開かれた日本らしいスタジアム」を提案。
屋根や軒庇などを鉄骨と木材のハイブリッド構造とし、
最大高さを47.4mと比較的低く設定することで、
水平ラインを強調した構造となっています。


使用する木材は47都道府県から集められた杉材
およびカラマツ約2千平方メートル分を使用、


塗装により本来の木材よりやや白みがかったものとなっており、
屋根の下には法隆寺五重塔からヒントを得たといわれる
三層の庇が水平さをより強調しています。

ここが正面。

チケット売り場があります。

メダリストの金属板がぐるりと周囲を巡ります。

これは、1964年の東京オリンピックの時の聖火台(炬火台)。

こちらは2020年の時のもの。

この壁画は、野見宿禰(のみのすくね)を描く「勝利」


「日本書紀」などに登場する古墳時代の豪族で、
相撲の元祖と言われ、力の象徴。

こちらは、ギリシャの女神像を描く「栄光」

この二つの壁画は、
1964年の時、メインスタンドの貴賓席上部に
対で設置されたものを移設。

こんな注意書きもあります。

お珍しいカード式電話。

スポーツマンの鍛練場のようです。

時間が来たので、入り口へ。

今回参加するのは、
「国立競技場スタジアムツアー」というもので、
特にガイドはつかず、
公開された場所を自由に見学できます。
参加費 大人1800円、高校生以下1000円。

予約制で、30分ごとで指定されます。
これが、そのシート。

まずエレベーターで地階へ。

選手たちの大型バスが止まるところ。

ここには、選手たちのサインの書かれた壁があります。

この入り口を入ると、

聖火リレーのトーチ

表彰台が見られます。

意外と低いですね。

選手のロッカールームも公開。

そして、ここから

トラックとフィールドに入れます。

この景色は、ここからしか見られません。

屋根は鉄骨と木材のハイブリッド構造で、
全周にわたって屋根をスタンド背面で支える片持ち梁とすることで、
スタンドから視界を遮る柱が一切ありません。

9レーンの全天候型トラックと
107m×71mの天然芝ピッチが配置されています。

ハードルの実物。意外と高い。

走り幅跳びなどのレーン。

トラックで走ってみるお子さん。

スパイクの使用は禁止です。

約350m×約260mの地上5階・地下2階のスタンド。


スタンドは3層式で、約6万8千席あります。
木漏れ日をイメージした5色の「アースカラー」をモザイク状に配置。
上層に淡色を多く、下層に濃色を多く配色。


この配色は遠方から見た際に空席を目立たせない効果もあります。
東京オリッピックの中継では、
無観客にもかかわらず、
観客がいるように見えました。

スタンドの傾斜は1層が20度°、2層が29度、3層が34度。
陸上競技場兼球技場としては見やすさに配慮されています。

座席はバネでのはね上げ式。

忘れ物防止と掃除のため。

カップホルダーもあります。

座席からの眺め。

車椅子での観戦もできます。

エレベーターで4階の

展望エリアへ。

ナイトツアーでは、

ここでライトアップされたフィールドを見ながら、
飲食が出来ます。


夏の夕涼みには最適。

ここからの眺め。

ここから座席の高いところに行けます。

最後部から3列目。

最高部からの眺め。

1階に降りて出たところから、
空の杜のエレベーターは真逆のところに。

5階スペースは、「空の杜」と呼ばれ、


10時から5時までは自由に入ることが出来ます。

スタジアム内には入れません。

憩いの場ですが、
ここでは4人の人にしか出会いませんでした。

国立競技場。
日本人なら、一度は訪れるべき場所。
涼しくなってから、どうぞ。

私が参加した「国立競技場スタジアムツアー」は、
9月は7日から12日、14日から16日開催。

他に「アスリートと行く!スタジアムツアー&ランニングイベント」
参加費 大人3000円、高校生以下1500円
というのもあります。
9月14、15、16日に開催。

「ライトアップされた夜の国立競技場へ!スペシャルナイトツアー」というものあり、
参加費 大人3000円、高校生以下1500円
このあとでは、8月17、18、21、22、23日に開催。

「VIPエリア&展望デッキツアー」は、
通常のスタジアムツアーでは見ることのできないVIPラウンジや
VIP客席エリアを巡る特別ツアー。

先程触れた「夏季限定開催 国立競技場ナイトツアー」は、
4階展望エリアから、夜の国立競技場を公開。

ライトアップされたスタジアムを見ながら一杯飲む納涼ツアー。
参加費 500円で、他に飲食代がかかります。

8月23日まで。