徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

スモーク

2008年05月04日 | ★★★




スモーク
おすすめ度
原題:Smoke
製作:1995年 アメリカ 日本 ドイツ
製作:ピーター・ニューマン グレッグ・ジョンソン 黒岩久美 堀越謙三
監督:ウェイン・ワン
脚本:ポール・オースター
出演: ハーヴェイ・カイテル ウィリアム・ハート ストッカード・チャニング ハロルド・ペリノー・Jr フォレスト・ウィテカー
キャッチコピー:間違いだらけの真実の物語。

ブルックリンつながりで「スモーク」です。赤い部屋の恋人と同じ監督さんだったのね。と観た後に気づきました。

オーギー・レン(ハーヴェイ・カイテル)はブルックリンの街角で煙草屋を営み、毎日欠かさず店の前の街を写真に撮ることを習慣としています。
 その店の常連のひとり、作家のポール・ベンジャミン(ウィリアム・ハート)は妻をある事故で亡くして以来全く筆が進まず、目下スランプ中。ある日煙草屋を出てぼんやり歩いていたポールは車にはねられそうなところをラシードと名乗る少年(ハロルド・ペリノー・ジュニア)に助けられます。ポールは感謝の印にラシードを数日自宅に招きます。
 
ポール・オースターの短編「オーギー・レーンのクリスマス・ストーリー」をモチーフに彼自身が脚本化した作品だそうで。
煙草屋オーギー
小説家ポール
訳アリ少年ラシード
を中心に様々なドラマが展開されます。

ハーヴェイ・カイテルとウィリアム・ハートの渋い演技が何ともいえません。
愛用しているカメラにまつわるエピソードを語るシーンなんてもう最高です。

「煙草」と「男」と「情」の物語とでも申しましょうか。
う~ん。
何ともいえない余韻の残る、魅力溢れる作品でした。



前田有一の超映画批評



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