つみきのいえ
LA MAISON EN PETITS CUBES
おすすめ度



製作:2008年 日本
監督:加藤久仁生
脚本:平田研也
音楽:近藤研二
ナレーション:長澤まさみ
2008年アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した話題作『つみきのいえ』です。
何か疲れているときに癒しを求めて、ちょいちょいこういうアニメに手を出す私(笑)
実はこの作品、アカデミー受賞作品とも知らず、何の予備知識も無く手に取ったもの。
この方、どうやらテレビやCMなどでかなり活躍されている有名なクリエーターさんのようですが、(相変わらず)私このたび初めて知りました。
海に浮かぶように建っている、まるで「積み木」のような家。海面がどんどん上がってくるので、上へ上へと家を「建て増し」続けてきたからです。そんな家にひとりで住んでいる頑固な老人の家族との思い出の物語。(加藤久仁生公式HPより抜粋)

海面が上昇し、住人がほとんどいない水没寸前の町です。

おじいさんは、たった一人でこの家に住んでいます。

夜は食事をしながら必ずワインを1杯。

ある日、海に大切にしていたパイプを落としてしまいます。
行商を呼んで新しいパイプを買おうとしましたが・・・

実際に購入したのはダイビングスーツ。落としたパイプを拾いに行くため、早速着込んで海の中へと潜っていきます。

下へ、下へと進みながら、おじいさんは、これまで共に暮らしていた家族との思い出を回想していくのでした。
・
・
・
・
・

先立った妻。

娘夫婦と孫との団欒のひととき。

まだ町が水没する前。若かりし頃のおじいさん夫婦とその娘。

最愛の妻と幼い娘。

このつみきのいえの礎となる最初の新居。
ふたりで築きあげています。

おじいさんとおばあさんの幼少時代。
加藤久仁生監督が織り成す手描き風タッチのアニメーションはなんとも言えないあたたかさがあります。キャラクターの細かい表情の変化や、シーンによって使い分けられた陰影、老人がもつ独特な間合い。こういう表現は大変月並みではありますが、おじいさんが今まで積み上げてきた家と人生が見事にオーバーラップされノスタルジックな気分に浸れます。
DVDはナレーションなしバージョンと、長澤まさみちゃんのナレーションありバージョンの2つが収録されてます。個人的には、断然ナレーションなしがおすすめです。想像力がいろいろとかきたてられるという意味ではやはし説明されすぎちゃうとちょっと興ざめ・・。でも、両方を観比べるのも面白いかもしれません。
・前田有一の超映画批評


LA MAISON EN PETITS CUBES
おすすめ度




製作:2008年 日本
監督:加藤久仁生
脚本:平田研也
音楽:近藤研二
ナレーション:長澤まさみ
2008年アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した話題作『つみきのいえ』です。
何か疲れているときに癒しを求めて、ちょいちょいこういうアニメに手を出す私(笑)
実はこの作品、アカデミー受賞作品とも知らず、何の予備知識も無く手に取ったもの。
この方、どうやらテレビやCMなどでかなり活躍されている有名なクリエーターさんのようですが、(相変わらず)私このたび初めて知りました。
海に浮かぶように建っている、まるで「積み木」のような家。海面がどんどん上がってくるので、上へ上へと家を「建て増し」続けてきたからです。そんな家にひとりで住んでいる頑固な老人の家族との思い出の物語。(加藤久仁生公式HPより抜粋)

海面が上昇し、住人がほとんどいない水没寸前の町です。

おじいさんは、たった一人でこの家に住んでいます。

夜は食事をしながら必ずワインを1杯。

ある日、海に大切にしていたパイプを落としてしまいます。
行商を呼んで新しいパイプを買おうとしましたが・・・

実際に購入したのはダイビングスーツ。落としたパイプを拾いに行くため、早速着込んで海の中へと潜っていきます。

下へ、下へと進みながら、おじいさんは、これまで共に暮らしていた家族との思い出を回想していくのでした。
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先立った妻。

娘夫婦と孫との団欒のひととき。

まだ町が水没する前。若かりし頃のおじいさん夫婦とその娘。

最愛の妻と幼い娘。

このつみきのいえの礎となる最初の新居。
ふたりで築きあげています。

おじいさんとおばあさんの幼少時代。
加藤久仁生監督が織り成す手描き風タッチのアニメーションはなんとも言えないあたたかさがあります。キャラクターの細かい表情の変化や、シーンによって使い分けられた陰影、老人がもつ独特な間合い。こういう表現は大変月並みではありますが、おじいさんが今まで積み上げてきた家と人生が見事にオーバーラップされノスタルジックな気分に浸れます。
DVDはナレーションなしバージョンと、長澤まさみちゃんのナレーションありバージョンの2つが収録されてます。個人的には、断然ナレーションなしがおすすめです。想像力がいろいろとかきたてられるという意味ではやはし説明されすぎちゃうとちょっと興ざめ・・。でも、両方を観比べるのも面白いかもしれません。
・前田有一の超映画批評

