台子の点前の勉強をしたので、歴史や寸法についても簡単に復習。
<台子の歴史>
南浦紹明が入宋し、径山寺の虚堂智愚から法を受ける。
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1191年、帰朝し、台子・風炉・釜・皆具一式を持ち帰り、筑前の崇福寺に伝える。
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やがて、台子皆具が京都の紫野大徳寺に贈られる。
一休宗純から村田珠光が台子の法を嗣ぎ、台子による点茶式法を初めて組み立てる。
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すっかりご無沙汰致しました。
なかなかパソコンにゆっくり向かう時間が取れず失礼しています。
10月ももう終わり、いよいよ炉開きを迎えますね。
先日のお稽古は風炉の最後で、中置で初炭と続きお薄を致しました。
写真のように、大板には羽根と香合が飾られます。
お菓子は、先生のご友人の手作りで、葛餅。
甘さ控えめでとても美味しく。
しばらく慌しい日が続きそうです。
茶道のお稽古でリフ . . . 本文を読む
皆様、お月見を楽しんでおられますか。
一昨日は十五夜で、昨日は十六夜で、今日は立待月(十七夜)、明日は居待月(十八夜)。
十六夜(いざよい)=月が出てくるのをためらっている、
十七夜 立待月 =立って待つうちに出てくる、
十八夜 居待月 =座って待つうちに出てくる、の次は、
十九夜 寝待月(臥待月)=寝て待つうちに出てくる、
二十夜 更待月(玄中月)=更に夜も更けて出てくる、と続きます。 . . . 本文を読む
いよいよ明日は10月。
あっという間に涼しくなって、今年は季節の移り変わりが一層早く感じます。
先日の高島屋美術画廊には、五行棚が飾ってありました。
中置の月、五行棚のお稽古も始まります。
雲斎作 玄々斎好写 五行棚
加藤忠三朗作 富士釜
中村宗悦作 鵬雲斎好写 五葉棗
味わいがありますね。
五行棚の詳細についてはこちらの記事をご参照下さい。
https://blo . . . 本文を読む
秋らしいお道具、これで最後です。
玄々斎という名前が出てくるとつい反応してしまう私。
玄々斎好みの中棗を見つけ、見入りました。
前端峰春作 「秋の夜」 中棗
「秋の夜」という名の中棗は遠目で見たら真っ黒なんだれど、菊と秋草が隠れていて、
貝の象嵌だろうか、散りばめられた露がキラリと光る。
いかにも~と秋を主張していないところが、却ってお洒落で。
秋の夜に静かに咲く草花。 . . . 本文を読む
先日の、「秋の茶杓 高島屋美術画廊探訪」の続き。
お茶碗も秋らしい装いに。
その中で気になったのが、彼岸花が描かれた茶碗。
中村良二作 灰釉 彼岸花 茶碗
細かく描かれた赤と金の彼岸花、トンボも飛んでいます。
遠近感あり、繊細で優しい感じのモダンなお茶碗。
秋だなあ、もうすぐお彼岸だなあと思いました。
後ろ側は、箆目がついていて
茶碗の中にトンボが飛ん . . . 本文を読む
またまた所要ついでに美術画廊に立ち寄りました。
ちょうど茶箱が2,3日で片付けるタイミングで、秋のお道具に入れ替わりつつありました。
ゆっくり拝見していたら、画廊の方が親切に声をかけて下さって、色々と教えて下さいました。
写真撮影のご了解も頂きましたので、今日は茶杓について、ご紹介します。
茶杓には銘(名前)がついていて、取り合わせの際の大事な言葉のひとつになります。
まだ残暑厳し . . . 本文を読む
茶道具売り場で見た楽しいお道具たち
沢山並んでいるだけでワクワクします。
水指 「浅黄 末広草花波紋」 中村翠嵐
鮮やかで、賑やかなのに爽やかで、目を惹きました。
このブルー、なんともいえず美しい。
鵬雲斎大宗匠好み 建水 「鳳来」 清雲
銀製だそうで。
「鳳来麟現」と彫られています。
鳳凰が来て、麒麟も現れる、という瑞兆を表したことば。
色は渋いのですが、力強く、 . . . 本文を読む
1週間ほど前に茶道具売り場で見かけたガラス茶碗。
夏の茶道具 茶箱 美術画廊散歩
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/e139d6b9c0fb7ffdca28e98c2cf206d0
お墓参りの帰りに立ち寄ったところ、まだ同じ場所にありまして
私のところにやってきました。 箱入りとは少々驚き。
早速抹茶を一服。
頂き物のお菓子も夏らしく。
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デパートの美術画廊をそぞろ歩きするのは私の趣味のひとつです。
最近、不要不急の外出は避けていたので、なかなか地元から出なかったのですが、
東京に出る用事ができて、帰りに立ち寄ってきました。
すっかり、夏らしいお道具で埋め尽くされていて。
やはり時節柄、茶箱が沢山。
裏千家では8月は大体茶箱を使ったお稽古をします。
茶箱には、小さなお菓子入れ(振出)、茶碗、茶筅、茶入、 . . . 本文を読む