『茶遊庵』や自身の茶道稽古の時は、動きやすく、
手入れのしやすい洗える着物を着ますが、
久しぶりに訪問着に袖を通しました。
実は、子どもの七五三で袖を通して以来のことでした。
母が選んでくれた絹の着物は柔らかく、着心地抜群。
思い出と共に気持ちまで華やぎます。
自撮りです。
たまに箪笥に眠っている着物をひらいて着るのは、
着物にとっても、
自身にとっても
いいことかもしれません。
『茶遊庵』のお稽古は洋服の方がほとんど、
まずは動きなれた洋服で茶道を楽しんでほしいと思っています。
ただ、点前は着物での動きをベースにしているので、
ある程度できるようになったら、一度着物でお点前してみることをお勧めします。
必ず着物でいらっしゃる親子さんがいますが、
ジーンズ地の着物だったり、
二部式の着物だったり、
お子さんにはまきつけてマジックテープでくっつけるだけにした帯にしたり、
帯どめを、アイロンビーズで作ったり、
帯締めにベルトを使ってみたり、
色々工夫して楽しんでおられます。
最近ではお子さんが自分で着物きてきたーと自宅稽古に現れました。
小さい頃から日常的に着ていると当たり前のようになるのかもしれません。
夏には浴衣でいらした方もありましたし、
着物を着てくる場所として『茶遊庵』を楽しまれている方もいらっしゃいます。
着物での点前は
袖が道具に当たったり、
建水に袖が入りそうになったり、
畳を歩いたり、体の向きを変える時に足が思ったより広がらなかったり、
洋服と着物での違いを実感でき、新たな発見があると思います。
最初はハードルが高いと思われがちな着物も、
私がそうであったように着ているうちに楽しくなってくるはずです。
月2回、茶道のお稽古に行くときに必ず着てみる、が最初でした。
着物を着てお茶を点ててみたいというご希望もよく耳にします。
今は我流の着付けになっていますが、
人に教えられるように着付けの基礎をしっかりマスターしたいと考える今日この頃です。