「各服点」 炉の場合のお点前のデモンストレーションを拝見しました。
今は炉の季節ではありませんが、業躰先生方は、きちんと冬の着物をお召しになって、
臨まれたそうです。
コロナのおかげで、また、オンラインのおかげで、こうして全国津々浦々に家元の声が
直接届き、すぐに新しい点前を映像で見ることができる、本当に有り難いことです。
技術ってすごいですね。
裏千家HP お家元のビデオメッセージ
http://www.urasenke.or.jp/movie/explanation/explanation.html
自分なりに気づいたこと、注目したことを書き留めておきます。
◎ 基本的に風炉の時と手順は変わりませんでした。
◎ 基本5名で行うから、小間ではなく、四畳半以上(広間)の点前である。
従って、内隅狙い、中じまいあり。
◎ 私は、炉の場合、長盆が果たして斜めに点前座に置けるのかどうかが気になって
いましたが、きちんと収まっていました。
デモンストレーションは京畳、圓能斎好みの長盆でぴったりなのでしょう。
関東畳であれば、お家元が制作中という小さな長盆を使えば問題ないのかなと思います。
また、長盆の代わりに圓能斎好みの大円盆を使っても、とおっしゃっていたので、
お客様が正客含め3人ほどであれば、それもよいのかもしれません。
◎ 風炉の場合と違ったのは、亭主が水屋に戻り、長盆を持って点前座に入ると、半東(水屋の方)が戸を閉めるところ。
風炉では開けっ放し、炉では水屋が代わりに閉める。
◎ 正客が茶碗を拝見に回すタイミング
正客は濃茶を飲み終わった後、主茶碗を自席の右ヘリ内にあずかっておく。
末客が長盆を茶道口に返して自席に戻ったところで、次客に礼をして拝見を始める。
末客まで回ったら、正客と末客が出合いで茶碗を返し、亭主が取り込み、総礼。
また、風炉のビデオの時にもっと詳しく見たいとの要望があったとして、
長盆の扱い
客の所作
長盆の返し方(茶道口への)
がクローズアップされていました。
わかりやすかったです。
炉の季節はまだ先ですが、やってみて気づくこともあるかもしれません。
「各服点」、楽しみながら取り組んでいきたいと思います。
「各服点」 風炉の場合については以下ご参照下さい。
「各服点」の発表 風炉の場合
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/a99e502773157d0178672b022dd2b123