現代の日常生活で炭に接する機会といえば、焼肉屋・焼き鳥屋さんで見る備長炭くらいなものと思います。炭で焼いた料理はまろやかで味わいがある、炭と一緒に米を炊くとおいしいなど食品の味を引き立てる話や、脱臭作用があるという話など耳にします。最近炭のよさが見直されているようです。でも、一番の役割である火をおこす、暖を取るという使い方は、ガスや電気の発達した現代生活の中ではほとんどありませんね。
茶道での炭については後日ということにして、今日は炭自体について少し。
木炭には大きくわけて2種類、黒炭と白炭があります。通常茶道で使用しているのは黒炭、焼き鳥屋さんなどで使われている備長炭は白炭です。
黒炭の作り方は、原木に3日ほどかけて火をつけ、約400度の窯で1週間蒸し焼きにし、ほぼ炭化が終わった段階で焚き口を細くし、煙道だけを閉じた状態で窯の中の温度を400から700度に上げる。時間をかけてガス分をとばしてから、焚き口と煙の出口を石や粘土で密閉し、そのまま空気を遮断して火を消し、自然に冷却させる。
こうしてできた黒炭は火がつきやすく、早く燃えるが、白炭に比べると火力に劣り火持ちが短い、やわらかいので型崩れしやすいなどの短所があります。木自体もクヌギ・コナラなど柔らかい木を使用して作ることが多い。黒炭の代表的なものには、池田炭(最高級の黒炭)、島根木炭、岩手木炭などがある。用途は、茶道・バーベキューや焼き魚などの一般燃料・消臭用・調湿用・園芸用など。
白炭は、前半は黒炭と一緒で原木に3日ほどかけて火をつけ、約400度の窯で1週間蒸し焼きにし、ほぼ炭化が終わった段階で焚き口を細くし、この段階で、焚き口を徐々に開いて大きくし、窯の中に大量に空気を送り込む。これにより炭材の未炭化成分が分解してガスとなり、ガスが燃焼して窯の温度が一気に1000から1200度くらいまで上昇する。焼きあがった炭はすばやく窯からかき出し、消し粉(土と灰を混ぜて水を含ませたもの)をかけて、一気に消す。この消し粉をかけることで炭が白くなる為に白炭と呼ばれるのだそう。
火力がつよく火持ちがよい、堅くて型崩れしないという利点があるが、一方で火はつけにくく、大きくはぜることがある。使用する木はカシなど堅い木が多い。白炭の代表的なものとしては、和歌山の備長炭(最高級の白炭)、東北のナラ白炭、中国・四国のカシ白炭などがある。用途は、火力が強く近赤外線効果のため、食材のうまみを逃がさず、表面をパリッと焼くことができるため、高級料理用燃料として。白炭は何度か再利用でき、値段は白炭の方が高いそうです。
確かに焼き鳥屋さんで見る備長炭は白くて見るからに堅そうですね。茶道の炭点前で使用する炭はちょっと炊けすぎると火箸で持った時にバラバラになってしまいます。
茶道での炭については後日ということにして、今日は炭自体について少し。
木炭には大きくわけて2種類、黒炭と白炭があります。通常茶道で使用しているのは黒炭、焼き鳥屋さんなどで使われている備長炭は白炭です。
黒炭の作り方は、原木に3日ほどかけて火をつけ、約400度の窯で1週間蒸し焼きにし、ほぼ炭化が終わった段階で焚き口を細くし、煙道だけを閉じた状態で窯の中の温度を400から700度に上げる。時間をかけてガス分をとばしてから、焚き口と煙の出口を石や粘土で密閉し、そのまま空気を遮断して火を消し、自然に冷却させる。
こうしてできた黒炭は火がつきやすく、早く燃えるが、白炭に比べると火力に劣り火持ちが短い、やわらかいので型崩れしやすいなどの短所があります。木自体もクヌギ・コナラなど柔らかい木を使用して作ることが多い。黒炭の代表的なものには、池田炭(最高級の黒炭)、島根木炭、岩手木炭などがある。用途は、茶道・バーベキューや焼き魚などの一般燃料・消臭用・調湿用・園芸用など。
白炭は、前半は黒炭と一緒で原木に3日ほどかけて火をつけ、約400度の窯で1週間蒸し焼きにし、ほぼ炭化が終わった段階で焚き口を細くし、この段階で、焚き口を徐々に開いて大きくし、窯の中に大量に空気を送り込む。これにより炭材の未炭化成分が分解してガスとなり、ガスが燃焼して窯の温度が一気に1000から1200度くらいまで上昇する。焼きあがった炭はすばやく窯からかき出し、消し粉(土と灰を混ぜて水を含ませたもの)をかけて、一気に消す。この消し粉をかけることで炭が白くなる為に白炭と呼ばれるのだそう。
火力がつよく火持ちがよい、堅くて型崩れしないという利点があるが、一方で火はつけにくく、大きくはぜることがある。使用する木はカシなど堅い木が多い。白炭の代表的なものとしては、和歌山の備長炭(最高級の白炭)、東北のナラ白炭、中国・四国のカシ白炭などがある。用途は、火力が強く近赤外線効果のため、食材のうまみを逃がさず、表面をパリッと焼くことができるため、高級料理用燃料として。白炭は何度か再利用でき、値段は白炭の方が高いそうです。
確かに焼き鳥屋さんで見る備長炭は白くて見るからに堅そうですね。茶道の炭点前で使用する炭はちょっと炊けすぎると火箸で持った時にバラバラになってしまいます。
なんでも簡単にはできない。お値段がはるのもしかたがないかも。
これを読んでいて、焼き鳥が食べたくなって、、、>食い気のclay
炭がそんなに手間隙かけて作られるものだとは驚き!
以前オンナだらけのBBQでなかなか火がつかず、炭使えねー!とかガソリンかけたろか~!だの暴言吐いてスンマセン、スンマセン。(ちなみに見かねた隣の団体さんが変わって火を起こしてくれました。BBQやる資格なし)
そういえば先日人気の焼き鳥屋さんに行きました。
そこは某ホ●エモンも一押しの人気店でなかなか予約が取れないところなんですけどホントにすごく美味しかったです!また皆さんで行きたいところなんですけど場所が北千住・・・
どうよ~
こういうのって昔からあるよねぇ~
連絡まってるぅぅ
備長炭は最近、いろんなとこで使われてますね。
部屋にも小さいのを2つほど置いてます^^
本当に何でも簡単にはできませんね。簡単に買える時代になりましたが、その蔭では誰かが時間をかけて作業してくれているわけで。。。。。
>食い気のclay
同じく色気より食い気のm‐tamagoです。備長炭で焼いた焼き鳥で日本酒、いいですよね~。
そう、慣れないと炭を火箸で持ったり、火をつけるのって結構大変なんですよ~。
>そういえば先日人気の焼き鳥屋さんに行きました。
まあ!相変わらず美食してますね~。北千住だって食い気の私はいつでもお供させて頂きます。中華に続き、次回はその焼き鳥か、例のモツ鍋行きましょう!!
また楽しいコメントお待ちしてマース。
>今度、キャンプしてお茶立てない?
是非!!これからキャンプ、ハイキングの季節よね。
この間ぴんきーからお誘い頂いたハイキング計画、その日は茶事で参加できず~。海でBBQしながらお茶を点てたかったわ~。次回は、抹茶と美味しい和菓子を持って参上致したく。
大自然の中で抹茶、なかなかおしゃれ?!
自然の火で作って自然の中で食べるものって格別ですよね。
実は炭に白黒あるとは知りませんでした。
そういえば、お茶の炭と焼き鳥屋さんの炭は色が違います。ただの真っ黒焦げの木に見えて、炭のパワーってすごいですね。昔の人の知恵もすごい。
空気をきれいにするとか、遠赤外線が出てよいとか・・。100円ショップでもいろいろ売っているのを見かけます。
でも中国が自国の森林保護のため、炭の輸出を禁止するとかで、量が減ってくるという話も聞きました。
炭は製造過程で出てくるものも役に立っていますね。炭焼きの過程で出てくる煙の中から液体を集めたものが「木酢液」で、化学農薬のかわりにその木酢液を使って害虫駆除をしている農家もあります。テレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!」でも無農薬栽培の畑で使っていましたね。
私の父は炭窯を友人と作り炭を焼いていました。
私は釜が作られる様子を父の近くで何日も見ていました。勿論、炭が焼け、取り出されるまでも。
今となっては、日本昔話に近い世界ですが・・。
最近は竹炭が流行りですね。