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千家十職の楽家、一昨年、代を譲った直入さんが、
朝日新聞の文化欄の「語る ー人生の贈りものー」
に2021年10月12日~ 記事を寄せています。
社会人になって間もない頃、直入(当時は当代吉左衛門)の茶碗を初めて美術館で拝見しました。
それは、大きくて、ゴツゴツして、どこからお茶を飲むんだろう?口をつけるんだろう?
と思うようなお茶碗でした。
実際に茶碗として使用するようには見えず、芸術作品として飾っておくためのような主張の強いお茶碗。
そういった作品を作った想いなどもわかって、興味深く拝読しました。
楽焼を作りだすまでには様々な葛藤があった、そうですよね。
また、楽美術館を設立した十四代覚入の思いも知ることができました。
以前、京都を訪れたときに、楽美術館に伺いました。
その時、お茶室でお茶碗を手に取ることができて、本当に感動したことを思い出しました。
今思えば、本当に貴重な機会でした。
京都紀行2 楽焼おちゃわん屋
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/d790dac99f12050ed3398b338ea6c2dd
今はコロナのため、オンラインで楽直入と楽しむレクチャーという講座があります。
まだ参加したことがありませんが、ご興味ある方は以下ご参考まで。
15代吉左衞門・樂直入と楽しむ
「Zoom de ギャラリートーク & レクチャー in RAKM」
https://raku-yaki.or.jp/museum/special_program.html
この秋は、十六代の襲名初個展が開催されているようで、京都での開催が終わり、
次は東京です。私も今からスケジュール帳を見つめております。
襲名初個展
令和3年11月3日(水)→9日(火)
日本橋高島屋美術画廊
自分の手元にある楽茶碗(勿論楽さんが作ったものではありません)を手に取ってみました。
新聞記事のおかげで、楽家や楽茶碗への直入さんの思いを知って、
益々楽茶碗が身近なものになりました。
厚み、柔らかさ、やはり好きだなあと改めて思いました。