茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

奈良の和菓子  千代の舎 の「火燧(ヒウチ)」

2021-12-07 23:31:40 | 和菓子の銘
 奈良旅行中に出会った和菓子たち。

 今回の旅(2021年10月30-31日)では、大好きな和菓子に沢山出会えました。
それも偶然歩いていて、、、というのも多くて。
我ながら引き寄せてる?なんて思いました( ´艸`)
ただ、食い意地が張ってるだけかもしれませんが。。。。


 出会って嬉しかったお菓子の一つ。

 「火燧(ヒウチ)」
 御菓子司 千代の舎 本家 竹村






 元禄年間の、千代の舎竹村創業時(1701年)からの歴史のあるお菓子。
 江戸時代に、春日大社前の茶店で売り出して、奈良名物に。
寛政年間(1789-1801)に刊行された大和名所絵図にも、その人気ぶりが描かれているそう。



 当時は、つぶし餡を新粉餅でかしわ餅のようにくるみ、表面を鉄板で焼き清めて出したので、「火打焼」という名がついたとか。

 現在は春の桜開花時期と、秋の正倉院開催時期に期間限定で販売されているということで、まさに今回でなくては出会えなかったお菓子!


 薬師寺からの帰り、少し時間があったので、ふらふらと街中を歩いていて出会った菓子司竹村。
期間限定 予約商品という看板が店の前にあり、ダメもとでお店に聞いたところ、売っているというので、迷わず購入したのでした。
 



 縁起ものなので家族の分購入しましたが、待ちきれず帰りの電車で一人で先に頂きました。
ふんわりしたお餅で、とても美味しかった。シンプルさがとってもいい。
気持ちの問題ですが、有り難いものを頂いて体が清められるような気分に。


 詳しい謂れは、包みの中に入っていました。





 お店の中には古い資料やお菓子の木型が飾られていました。
神社仏閣の瓦や紋の型が多いのは、奈良という土地ならではでしょうか。
了解を頂いて写真におさめました。
 歴史を感じ、ワクワクしました。





 他にも色々お菓子があって、ひとつずつ購入して楽しみました。
それぞれ美味しかったです。

 奈良にいらしたら、御菓子司 千代の舎も是非どうぞ。

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