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先日のお稽古は花月でした。
集中していたところに、突然、鳥のさえずり。
先生のお宅の庭は様々な花が咲き誇り、手入れが行き届いていて、
鳥のさえずりも珍しいことではないのだけれど、
この日のさえずりは少し違った。
はっきりとした甲高い声で、抑揚のある話し声のような、
掛け合いのさえずりが数分にわたって続いたのだ。
花月の札を取りながら、小さな声で
「何か話し合っているみたいね?」
「恋人同士かしらね?」
どんな鳥なのか想像を巡らしながら、とっても気になりながら、
花月の席を立つわけにもいかず、
そのうち鳥たちはどこかに飛んで行ってしまったようだ。
ちょっと見たかったなあ、残念と思いながら札をとる私。
それでもしばらく、遠くでも同じような掛け合いのさえずりが聞こえていた。
何を話しているんだろうなあ。
花月が終わって、
「さっきの鳥たちは本当にお話しているみたいでしたね、楽しそうでしたよね。」
「そうそう、動物もちゃんと話をしているって研究論文もあるらしいですよ。」
社中でそんな話をした。
すると、偶然だろうか、本日の朝日新聞の天声人語がまさにその話だった!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/8a/da7026efe521b0f401850d626e636dfa.jpg)
「シジュウカラは言葉を話す」と証明した論文を書いて国際的な注目を集めた鈴木俊貴さんのお話。
人間と同じで、動物たちも言葉と感情を持つ。
地球上で人間は我が物顔に暮らしているけれど、特別でも偉くもない、
お互いを思いやり、一緒に仲良く暮らせたらいいなと思うお話だった。
ああ、茶室で聞いた、あの時の鳥さんたちはなんて話していたんだろう?
とっても楽しそうで、弾んだ感じで、聞いていて
こちらも混ぜて~何の話?といいたくなるようなさえずりだった。
茶室と自然の共生。
「ねえねえ、今日は天気も良くって楽しいね。」
「そうだよねえ、こんな日はいっぱいおしゃべりして、沢山飛びたいね。
ほら、ここにこんなきれいな花が咲いてる!」
「え、どこ??」
「あ、あっちにもあるよ、行ってみよう!!」 そして飛び立った?
鈴木さんに聞いてみたい。
コメントをありがとうございます。
我が家にも今、姿は見えねど、先日お稽古時に聞いた鳥の会話が聞こえております。
「茶の本」にも鳥の会話について書いてありましたか。改めて読んでみます。
直接言葉は通じなくても、動物と一定の意志の疎通はできますもんね。そう思うと、動物たちも独自の言葉を持っているはずで、鈴木さんが今回どうやって証明したのか興味が湧きました。