異議あり!
あなたは、今、
「入るなり、周りが金色の煙で満たされた」…そう言いましたね?
そ、そうですよ。
それがどうかしたんですか?
残念ながら、
そんなことはわかるはずないんですよ。
な、なんですって!?
ど、どういうことですか?
どういうコトですかな、弁護人。
画面の中央をご覧ください。
…なんと書いてありますか?
「まっくらやみだ!」…と書いてありますね。
それがどうかしたのですか?
(裁判長…ホントにわかってないのか?)
いいですか、証人は、この通路の中で、
金色の煙を見たといいました。…しかし!
周りが“まっくら”なら、
“金色の煙”なんか、見えるハズがないんです!
ぐわああああああああッ!
あ…ああッ!
たしかにそのとおりですッ!
(ザワザワ)
静粛にッ!静粛にッ!静粛にッ!
とまあ、ウィザードリィのムジュンを発見したので
逆転裁判調に書いてみましたが、
今あらためて読み返してみると、ほんとに変な感じですね!
まあ、しかし、
この「金色の煙に満たされて、帰りたい衝動に駆られる空間」を、
どうやって、通れるようにするか、ということの解決方法が、
もはや既に変なんですけどね。
どうやるって?
それは「きんのカギ」を使うんですよ!
鍵穴も、扉すらないのに、
きんのカギで通れるようになる空間。
驚きです。
金のカギを使う場所が、金色の扉だなんて、
そんな生ぬるい謎解きじゃあ…ないぜ!
もはやこれは、アレですよ。
鍵を手に入れたから鍵穴を探してたけど、
ネアポリス駅で亀を見つけちゃったブチャラティの気分ですよね!
ま、そんな素敵なウィザードリィですが、
前回は、一人の死者も出さず、無事に修行をすることができましたな。
が。
「どくばり」の罠解除に失敗したブレが、
さっそく死にそうである。
おいおいおいおい。
ウィザードリィでは、1歩で1HP減るので、
18歩で死んでしまう。
いや!
大丈夫。
道中、ディオス(ホイミ)を使いながら歩けば、
回復量はランダムだが、なんとかなるはず。
即刻、街に帰還するぜー!!
と、思っていると、
扉を開けたところで、戦闘に突入。
戦闘かぁー。
1ターンごとに1HP減るし、
とっとと逃げて進みたいけど、逃げると1歩後ろに下がっちゃうからなあぁぁ。
扉を開けた直後だし、
また開けたら、また出てきそうだし…
1ターンで片付けられるなら、戦ったほうが得策だな!
いくぜ!
とまあ、特に障害も無く、
1ターンで敵を颯爽と片付け、
最後に、ニキのディオス(ホイミ)が飛ぶ。
ニキはディオスをとなえた.
ブレは 2 だけ なおった.
ブレは 2 だけ なおった.
2かよ!
ちくしょう、なんだよ、このホイミ!!
これだから、
ウィザードリィの魔法の信頼性は…!!!
病み付きですな…!
1では、1歩分の延命なので、
さらにディオスを使うことにする。
またしても2だけ治る。
('A`)キビシィー
ウィザードリィは、魔法の使用が、FF1や3と同じ回数制なので、
今のニキは、もはやレベル1魔法のディオス(ホイミ)を使えない。
打ち止め早過ぎです。
仕方なく、
毒状態のまま歩くが…
街まで、あと3歩のところでッ!
体力の限界ッ!
あと一歩歩いたら死ぬなあ。
どうするか…。
って、そうだ!
こんなときのための賢者…
ビショップの「アサギリR」がいるじゃあーりませんか!
いやあ、まさか、
1パーティに僧侶魔法使えるキャラが2人いることが、
こんな場面で役に立とうとは。
さっそく、アサギリRのMPを使って、
ディオーーース!
ディオス覚えてないし。
ああああああああああああああああ。
ホイミが使えない僧侶とか。
メラが使えない魔法使いとか。
普通にいるんだよなあ…ウィザードリィって。
これだから米国製ゲームは恐ろしいぜ。
まぁ、そんな戯言を言っている間にも、
当然のごとく、城に到着する頃にはブレ死亡。
ふっ、ディオスが使えなくてアディオス、って言ったところか…。
さて、盗賊がいなくては、宝箱を回収できないので、
颯爽と生き返らせることにする。
カント寺院へ。
M・吉田のときは250ゴールドだったが、
いくらかかるのかな?
高っか!
ブレの価値はM・吉田の4倍ってことかぁ~ッ!?
いや、そんな憤りはいい。
1000って。
誰もそんな大金持って無いッスよ!
大体そんな金を使ったら、装備品が整えられないじゃないか。
そう思ったが、
一応、ためしにお金を集めてみると…1012ゴールド。
地味に足りてる。
くっ、無事にブレは生き返ったが、
これでうまごや生活確定じゃねえか…!
簡易寝台とか、
そもそも不可能なマネーパワーだぜ…!
パーティ全体のサイフを圧迫しつつ、パーティ再編成。
やれやれでございますよ。
さて、そういやあ、
ホイミが使えない賢者こと、アサギリRだが、
1レベル僧侶魔法が「ミルワ」しか使えないのであれば、
どんどん「ミルワ」を使っていくことにする。
「ミルワ」。
3DダンジョンRPGならではの魔法である。
まぁ、言わばレミーラなんだけど、
この魔法で視界が確保できると、実に安心感があるのだ。
通常状態は
こんなもんの視界なのだが、
「ミルワ」を使うと
ここまで視界が広がる。
素晴らしすぎる。
なんだ、「ミルワ」で遠くまで見るわ、ということなんだな!
とても米国製RPGとは思えない日本語感が素敵である。
しかし、なんというか、
このミルワ、30歩ほど歩いたら魔法が切れてしまった。
おいおいおいおい、短すぎるよ!たるルートくんの魔法より短いよ!!
あまつさえ、ダークゾーンに突入したら、
問答無用で切れるというのも、頼りないところである。
イヤーンな感じ(超死語)である。
しかしながら、ミルワの使用中は、
全ての隠し扉が見えるようになるため、
偶然にも、重要アイテムへの隠し扉を発見!
素で忘れていたので、ラッキーである。
さあ、さっそく重要アイテムをゲットだぜ!!
というわけで、以下、ゲームの流れを、
Aボタンを1回押すごとに、完全ノーカットでお送りします。
意味がわからないゲームの流れです。
「部屋には銀の彫像がある。
その横の壁には、『死霊や悪魔がいる』というエルフの伝言がある。」
と来て、
なにゆえ「さがしますか?」と来るのか。
なにを探すのか。
なんで探すのか。
そしてその結果、どうしてカギを見つけてしまうのか。
意味がわからない。
だがそれがいい。
そう思えた貴方なら、
きっとウィザードリィをプレイできてしまうはずである。
こう、なんというか…
「雰囲気」でゲームがプレイできてしまう、あなたなら!
続く!