松本市の牛伏川(うしぶせがわ)にある砂防施設に行って来ました。
紅葉の時期の写真が撮りたいと思っていましたが見ごろはいつなんでしょうか?
高さ23m 19段 延長141m 全て石積の流路工でフランスの施工法を取り入れ大正時代に完成しました。
10数年前に補修整備に入った地元の建設会社が自社用にこの階段工の写真をカレンダーにして注目を浴びました。
平成14年に登録有形文化財となり平成24年には国の重要文化財に指定されました。
階段状の石積みから流れ落ちる、この景色が人気となり多くの人が訪れます。
全て石積みですから自然に溶け込んで素晴らしい景色です。
川はこの流路工が終わるとダムに流れ込みます。ここからはアルプスの槍ヶ岳が見えます。
槍ヶ岳・常念岳・大天井岳・燕岳・餓鬼岳が連なります。
近くには厄除けで有名な古刹・牛伏寺(ごふくじ)があり、この階段工の見学と併せ人気のスポットとなっています。
近年は、この流路工のように近自然工法が進められてきましたが、最近の大きな自然災害は、それどころではなくなりつつあります。
それでも出来うる限り自然と調和したものが造られればと、見学して改めて思いました。