こうふコンシェルジュでございます。

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太陽と大地とともに生きる、地域おこし協力隊募集

2015年12月01日 | セミナー情報
ピッピピ ピッピピ ピッピピ

ああーーー

あと少し寝ていたい

けれど、太陽が顔を出してしまう。急がなければ。


重たい体を起こし、歯を磨き、顔をぱぱっと申し訳程度に濡らす。
ああ、水が冷たい。目が覚める。

作業着に腕を通し、帽子をかぶる。

庭においてある車に乗り込む。ブロロロロン

AMラジオのDJが、すがすがしい声でおはようございますと挨拶してくれた。

おはよう。返事をしてみた。

さっ、今日もいこうか。




家から仕事場へは車で3分もかからない。信号もない。


すでに作業をしているおじいさんたちがいる。
早いな。あたりは白んできてはいるけれど、まだ夜明け前だというのに。



仕事場に到着した。
荷台につんであるかごを肩にかけ、手袋をはめる。

長靴に履き替え、


すうー
音がするように空気を吸い込んだ。


よし、朝ごはんの時間まで今日もがんばろう。
今日はとうもろこしの収獲だ。

とうもろこしは朝日が出るまでに収穫するのがいいんだ。



日が昇った。朝陽は日中感じるよりずっと、早く動く気がする。
温度も頬でグッと感じる。

朝陽ってこんなパワーがあるんだって農業に携わって始めて知った。


とうもろこしの皮をむいてみた。

うん、いい実のなりだ。こうなるまでに一年がんばってきたんだ。


農家は一年中仕事がある。秋から冬にかけては比較的暇にはなるが作業はある。
剪定、土作り。
おいしいものを都会に住む人たちにお届けするためにこの作業はなくてはならない。地道な作業だ。


1月の下旬から2月の上旬にかけて肥料を入れながら土作りをした。

マルチを敷き、二粒づつ種を蒔いた。芽を出したらひとつを間引き、
寒さや霜にやられないようにトンネルをかけ温度管理をしてきた。


春先になってくると温度が上がり過ぎないようにトンネルを開けたり閉めたり。


平行して、3月から、桃の花が咲き始めたら桃の授粉と摘蕾、摘花。


5月にはベビーコーンの収獲がはじまり
6月頭から7月下旬にとうもろこしの収獲、選別、出荷。
すもも、桃も同じタイミングで収獲、選別、出荷、この時期が一番忙しかった。


8月になると、今度は梨の収獲だ。
これで一通りの収獲は終わる。


農業。
太陽と一緒に生活する。
太陽が昇ればお仕事をし、太陽が沈めばその日一日は終わる。

お昼ごはんを食べたらお昼休みもある。

もしかしたら人間が農業を営み始めた頃から太陽とともに労働をするこのスタイルは変わらないのだろう。

季節、天気。五感を研ぎ澄ませながら、大地の声に耳を傾け、作物の恵み、恩恵を受ける。

ああ、農業。されど農業。


と、農家の一日、一年を私の農業体験と農家さんへのインタビューをもとに書いてみました。



さて、ここからが大切な本題です。


甲府の南部、とうもろこしの産地の旧中道町一帯。
そこで農業しながら地域の行事やイベントに参加し、将来的に独立や就農を目指す
「甲府市南北地域おこし協力隊」の隊員を2名募集しています。
甲府への移住もセットです。

活動内容は農産物の生産販売、加工品の生産販売、地域情報や地域イベントへの参加活動内容の発信です。

資格は20歳以上50歳未満

待遇は報酬費208、000円/月

活動期間は平成28年1月から平成30年12月の36ヶ月です。


住宅補助は上限で月27,000円出ます。

軽トラック貸与、交通費支給、作業服支給、任意保険加入

休日はお盆と年末年始混みで年96日です。

とうもろこしの他に桃、すもも、梨、ぶどうの果樹も作ります。東京でのマルシェ出店による直接販売のほか、築地や大手流通への直接納品をします。

資格としては3大都市圏等をはじめとする都市地域から甲府市に住民票を移動(移住)することです。



移住が前提の為、希望者には2泊3日程度の農業体験、短期宿泊体験を実施します。
日程は要相談です。交通費及び宿泊費はこちらが負担します。食費は自己負担でお願いします

電話またはメールでご連絡ください。書類選考、面接等あります。

こちらのサイトをご覧ください。
http://shun-ka.com/

甲府市上向山町792-2
旬果市場です。
tomo@shun-ka.com
055-220-5066
です。



「地域おこし協力隊」

人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある[都市]]住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度である。